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2018年9月6日木曜日

炭酸水・・・ダイエット効果ある?

炭酸水は炭酸ガス、すなわち二酸化炭素を溶かした水の事を言います。炭酸水は封を開けた状態で放置しても、例え封をしない状態で放置しても、溶けた二酸化炭素が常に気化し続けています。つまり最初の強い炭酸の状態を維持するのが難しく、時間が経てば経つほど炭酸が抜けてしまうのです。よって胃の中に入った炭酸水も二酸化炭素がすぐに気化し、すぐにゲップとして体の外へ出てしまうでしょう。よって炭酸水が炭酸水の形で胃や腸からそのまま吸収される事は殆どなく、飲む事による健康効果は特にないと思われます。

もちろん気化した二酸化炭素により胃が膨らむ事では、食欲を抑制する作用は多少あるかもしれませんが、それもあくまで一時的なものです。特に濃度の高い炭酸水(いわゆる強炭酸)はカプサイシン同様に「刺激物」とも言え、口、喉、食道、胃の粘膜にダメージを与える事もあります。それを飲む事が習慣化されれば、人によっては消化器に何らかの悪い症状が出る事もあるかもしれません。アルコール+強炭酸+油っぽい食べ物・・・凄く体に悪そうです。

ちなみに炭酸水は皮膚に作用する事で、皮膚表面の毛細血管の拡張を促す作用があるとされています。これは炭酸水に溶けた二酸化炭素の一部が皮膚表面を通過し、その部分へより多くの酸素を供給しようとするからだという説があります。これにより血流も促され、それが温水と相まる事で体温の上昇効果を高める作用があると言われています。入浴剤には筋肉のコリを取る、疲れを取る、あるいはリラックス効果があるなどと謳われていますが、その一つの要因にこの作用が関係していると思われます。ただしやはり炭酸水は最初の強炭酸状態を維持する事が難しく、時間が経過するほど炭酸は弱まってしまいます。下から常に炭酸が湧き出すようなお風呂なら別ですが、過度な期待は禁物です。ましてや炭酸水だけで痩せるなんて事は到底あり得ません。