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2018年7月24日火曜日

オシッコ=アンモニアではない?

「尿にはアンモニアが含まれている」とよく言われますが、尿に含まれているのはアンモニアではなく、プリン体を代謝する事でできた尿酸や、アンモニアが代謝される事でできた尿素です。アンモニアが全く含まれていないという訳ではありませんが、既に処理された後です。尚、アンモニアは弱アルカリ性ですが、そのように低濃度であり、酸性と混ぜても対して中和できません。「クラゲに刺されたらかけると良い」と言われる事もありますが、逆効果になる事もあるので注意しましょう。
2018年7月23日月曜日

プリン体で痛風に?多く含む食べ物は?

プリン体は食品の旨味成分の一つであり、核酸中に多く含まれています。この「核酸」というのは細胞に存在するDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の事で、ここには細胞分裂のために必要な自分の遺伝子情報が詰まっています。プリン体は核酸が分解される際に作られるので、単純に細胞数の多い食品、及び細胞分裂が活発な組織に多く含まれているという事が言えると思います。

尚、「核酸」というのは我々の体にも存在しています。我々の体は古くなった細胞を壊し、新しい細胞に作り変える新陳代謝を常に繰り返しており、細胞が壊れる際にどうしても核酸が出てしまいます。その核酸は分解されてプリン体になり、更に分解されて尿酸になります。通常の尿酸は尿と一緒に体の外へ排出されますが、体内に蓄積して結晶化し大きくなるとそれが「痛風」の原因になる訳です。つまりプリン体を外から摂取すればそのリスクが増えるという事です。

プリン体・・・と聞くと、ビールなどのアルコール飲料に多く含まれているとされており、ビールを飲む事が痛風の原因になるとまで言われています。しかしそのようにプリン体は細胞に存在する成分なので、実際にはアルコール飲料よりも肉などの動物性の食品の方が多く含まれているのです。また「細胞」というのは植物にも存在するので、例えばキノコ類や大豆製品にもプリン体が比較的多く含まれています。つまりそれらを大量に摂取すれば、例えビールを飲んでいなくても痛風になる事があるという事です。

一方、「プリン体が少ない」という事を売りにしたアルコール飲料はよく目にしますが、そのように動物性の食品と比べるとそこまで多くはないプリン体を単に削っただけなので決して騙されないで下さい。そもそもアルコール飲料に含まれる「アルコール」は、プリン体の有無に関わらず尿酸値を上昇させてしまいます。つまりアルコールを大量に摂取すれば、いくらプリン体を避けても痛風になる事があるという事です。プリン体の少ないビールを選んでも、大量に飲んだら何の意味もありません。

もし痛風を避けたいのであれば、そのように大量飲食を避けると共に「細胞の老化」も防がなければなりません。細胞は酸化する事で老化します。これが前述しましたが抗酸化機能が正常に働くよう努力しましょう。

どうして貧乏揺すりをしてしまうのか?

「貧乏揺すり」とは一定のリズムで下肢を動かし続ける事を言います。種類としては例えば爪先を上げ下げ、踵を上げ下げ、膝を左右に震わせるなどがあります。これらには下肢で起こった鬱血を解消する効果や、ストレスを解消する効果があるとされており、それを無意識の内に行っていると言われています。

人間は他の動物とは違って二足歩行を行います。心臓と足先の位置関係を考えた時、四足歩行では心臓の位置が低いため、足先にある血液が心臓まで戻ってくるのにそれほど時間はかかりません。しかし二足歩行では心臓の位置が高く足先が遠いため、血液が滞りやすいという大きな欠点があります。心臓から遠い場所ほど心臓のポンプによる血液を押し出す力は弱くなり、重力に逆らう必要があるため、心臓の位置が高い人間では血液を戻す事が難しいのです。そこで人間は心臓のポンプの代わりになる下肢の筋肉を動かす事で血流を促し、心臓まで血液を戻しています。特に座っている際には太腿の裏側やお尻にある血管が圧迫され、下肢に血液が滞りやすくなっています。つまり貧乏揺すりは理に適っている訳です。

また貧乏揺すりの原因となるストレスには様々な種類があります。例えば誰かに暴言を吐かれたり、眠い時に周囲で騒がれるのは外から与えられるストレスになりますし、自分の頭で考える通りに事が進まなかったり、自分のした言動や行動を恥じたりするのは内から来るストレスになります。そうしてストレスを感じた際に気持ちを紛らわそうとし、それが貧乏揺すりとして現れるのです。更に、実は「内外問わずストレスが存在せず、何もしていない状態」というのも人によってはストレスになります。つまり「貧乏揺すり=落ち着きがない」とは限らず、むしろリラックスしている時に貧乏揺すりを行う事もあるという事です。
2018年7月22日日曜日

肌が黒い人は皮膚癌にならない?

皮膚癌は紫外線以外が原因でも起こる事があります。しかし紫外線が原因のものに関しては肌が黒い人はメラニン色素が多く紫外線に対して強いと言えるため、肌が白い人よりも皮膚癌になりにくいという事は十分あり得ると思います。ただし全くならないという訳ではなく、肌が黒い人も皮膚癌になる可能性は残念ながらあります。

ちなみに肌の白い人はメラニン色素こそ少なく紫外線には弱いものの、全くないという訳ではないため、紫外線を浴びればそばかすなどができます。一方「アルビノ」と言って遺伝子異常によりメラニン色素が作れない場合があり、その場合は生涯に渡って紫外線を浴びる事ができなくなります(紫外線を浴びると細胞が破壊される)。
2018年7月18日水曜日

共感覚ってどういうもの?

例えば指先で何かに触れた際に得られる情報は触覚を通して脳へと伝えられます。つまりただ「触れる」というだけでは刺激されるのは触覚だけですよね。しかし人によってはただ触れただけなのに味を感じたり、色を感じたり、音を感じたり、匂いを感じたりする事があります。そのように特定の感覚が刺激された際、その感覚以外の感覚も生じてしまう現象の事を「共感覚」と言います。

共感覚では一つの感覚で認識するのではなく、別の感覚と合わせて記憶する事で、通常の記憶よりも強く記憶する事ができます。例えば「音から色が見える」という人では、音自体を記憶する事ができると同時に、色としてもその音を記憶する事ができます。つまり普通に一つの感覚でしか記憶する事ができない人と比べ、より強くその音を記憶する事ができ、その音をより正確に再現する事ができるはずです。それによって音楽に対してより高い能力を発揮する事ができるようになると思われます。

人によっては「この音は楕円形をしている」「この音はイチゴの匂いがする」「この音は甘くて美味しい」「この音はザラザラしている」など、同時に複数の共感覚を持っている人もいます。また逆に「色や形から音が聞こえる」「手で何かを触ると音が聞こえる」というような場合では「幻聴」のような症状が出る事もあり、本人以外には中々理解されず、誤解を生む事も多々あります。共感覚を持っていない人からすれば全く信じられない言動に聞こえるかもしれません。しかし本人にはそのような感覚が実際にあって、それ故に様々な悩みもあるのです。決して共感覚を持つ人の人格を否定したりせず、その人の個性として理解してあげて下さい。



ちなみに私の場合では、字から「柔らかい」「硬い」などといった触覚のイメージを得る事ができます。ただそれは「この形は硬そう・柔らかそう」という感じで、例えばこの平仮名は柔らかい、角張ったこの漢字は硬そう、この字は水に関する字が使われているから冷たそう・・・というように、単に字の形から連想しているだけで、実際にはかなり単純だと思われます。これは共感覚とは違うのかな?自分ではよく分かりません。

ただ、おそらくその感覚が繊細な人だと、字を字としてではなく、本当に皮膚の触覚として細かく記憶できるようになると思われます。まぁ私の場合は細かく分ける事はできないので何の役にも立ちません。そのように共感覚では「共感覚の組み合わせ」はもちろんの事、「共感覚の強さ」も人によって大きく異なると思われます。
2018年7月17日火曜日

しゃっくりを100回繰り返すと死に至る?について

しゃっくりが起こる原因は未だによく分かっておらず、特にきっかけがなくても起こる事があります。ただしそれ自体は「横隔膜の痙攣」によって起こっています。よってしゃっくりを止めるには横隔膜を伸び縮みさせる深呼吸が効果的です。同様に驚かせたり、全力疾走して呼吸を乱れさせる等も効果的と言えるでしょう。

尚、しゃっくりの明確な原因として考えられるものを挙げると、例えば横隔膜自体が炎症を起こす事でしゃっくりが起こる事がある他、稀に脳腫瘍のできる場所次第でしゃっくりが止まらなくなる事があります。その場合、しゃっくりを何百回も頻繁に繰り返す事になりますが、それでもしゃっくりが原因で死に至る事はありません。

ちなみに「しゃっくりを繰り返すと死に至る」という迷信が広まった原因の一つには1988年に出版された「しゃっくり百万遍」という絵本も関係していると思われます。この絵本は、しゃっくりが止まらなくなった主人公の前に白いキツネが出現し、「しゃっくりが百万遍出たら死ぬ」と予言されてしまいます。それを聞いてパニックに陥った主人公が妖怪の世界に入ってしまう・・・というお話です。
2018年7月16日月曜日

熱湯に浸かると不妊を招く?

これは女性ではなく男性の話ですね。男性の大事な場所は体の外側へ位置しており、温度の変化に弱いという欠点があります。特に精子は蛋白質であり、蛋白質は一般的に熱に弱い性質があります。よって40度を超えるような熱湯に長時間浸かったり、サウナに長時間いるような習慣があると、不妊に繋がる可能性はゼロではありません。

また気温の高い時期に大事な場所を密閉する環境がある場合(ボクサーパンツのようなもの)も、蛋白質にダメージを与える事があります。通気性を重視しましょう。ただし上下左右に揺れて衝撃が加わるような環境も良くありません。揺れないようしっかりと固定する事が大切です。逆に気温の低い時期では血流が滞りやすく、それによってもダメージを負う事があります。根本をマッサージしたり、あまり温度が高くならない程度には温めるようにしましょう。
2018年7月9日月曜日

ビタミンB1+柑橘+ニンニク+糖、相性が良い?

豚肉、ウナギ、落花生などにはビタミンB1が豊富に含まれており、これには糖の代謝を補助する働きがあると言われています。またミカンなどの柑橘系の果物にはクエン酸が豊富に含まれ、これには筋肉内へのエネルギー(糖)の貯蔵を補助する働きがあると言われています。つまりこれらと一緒に穀類や芋類に豊富な糖を摂取すれば、エネルギー補給をより効率良く行う事ができると思われます。更にニンニクに含まれているアリシンはビタミンB1の作用を高めてくれます。これも一緒に食べると良いでしょう。

尚、糖を摂取する事で分泌されるインスリンは、細胞内へ糖を取り込む事で血糖値を下げていますが、その際にはアミノ酸などの栄養素も一緒に取り込まれます。つまり糖とアミノ酸を一緒に摂取すれば、アミノ酸の吸収をスムーズに行う事ができ、筋肉の修復をサポートする事ができます。蛋白質を豊富に含む肉、魚、大豆なども一緒に食べると良いでしょう。