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2018年11月6日火曜日

コーヒーの健康効果は本当?痩せる?

コーヒーには様々な健康効果があると言われています。その多くは豊富に含まれるポリフェノール類によるものと思われますが、それとは別にコーヒーで最もよく知られているのがカフェインです。カフェインには交感神経を刺激してアドレナリンの分泌を促す作用、覚醒作用、一時的な基礎代謝の向上作用、及びそれに伴った脂肪の燃焼を補助する作用などがあるとされています。

ただしコーヒーに関して重要な事は「脂肪が燃えやすくする可能性がある」という事です。「コーヒーにダイエット効果がある」と過信している人の多くは勘違いしていますが、「脂肪を燃やす」のではなく、あくまで「脂肪が燃えるのを助ける(脂肪細胞からの脂肪酸の放出を助けるとされている)」と考えるべきです。すなわち単にコーヒーを飲んだだけでは脂肪を燃やす効果は微々たるものであり、その効果を得たいのであればコーヒーを飲んだ後で運動を行う必要があるでしょう。プロのスポーツアスリートの中でもそのような利用の仕方(カフェイン等をサプリメントとして)をしている人もいます。

またカフェインには利尿作用がある事でも知られています。利尿作用とはすなわち体内にある水分の排出を促す作用の事で、水分代謝が崩れる事によって起こる浮腫などを改善する効果があると思われます。しかしそれは逆に言えば「水分の補給には適していない」という事です。特に気温の高い夏場に多飲している場合、水分と一緒に貴重なミネラルまでも排出されてしまい、水分不足及びミネラル不足によって夏バテや熱中症などになるリスクが高まる事があります。コーヒーを水分補給の代わりにはすべきではありません。

更に、カフェインを摂取し続ける事ではカフェインに対する「耐性(習慣的な利用によって次第に効果が感じられなくなり、摂取量が増えていく)」がついたり、強い依存性をもたらす事があります。つまりコーヒーは飲む習慣のある人では「飲まないと落ち着かない」という状態になる事も多く、自分が気づかぬ内に過剰摂取していたり、断つ事で逆にストレスになる事もあるのです。あくまで一時的なものですけどね。前述したように、コーヒーの多飲による水分やミネラルの不足は結果として真逆の結果になる事もあるという事はよく認識しておくべきでしょう。何度も言うように過信は禁物です。

ちなみにコーヒーに含まれるニオイ成分は口中に長時間残留する性質があり、口臭の原因にもなります。もしそれにタバコ、アルコール、ストレス、生活習慣の乱れなどが加われば・・・最悪です。飲む習慣のある人ではタバコと同様、コーヒーの臭いに慣れ過ぎてしまって気づかない事が多いので、社会人のマナーとして注意しておきましょう。またコーヒーに含まれるタンニンには歯に色素沈着を起こさせます。