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ラベル チョコレート の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2018年6月15日金曜日

通常のチョコレートとホワイトチョコレート、何が違うの?

チョコレートはカカオという木になる種子を発酵・乾燥・焙煎・粉砕したカカオマスを基本として、そこに砂糖、牛乳、植物油、そして同じくカカオの種子から抽出されたココアバター(脂肪分)などを混ぜて練り固めます。カカオマスやココアバターには褐色をした苦味成分が含まれており、これがチョコレートの色及び苦味を決めます。

一方、ホワイトチョコレートではカカオマスを使わずにココアバターを基本とします。ただし前述のようにココアバターにも褐色の苦味成分が含まれているので、それも取り除いて使います。そこに砂糖、牛乳、植物油などを混ぜて練り固めていくのです。そのためホワイトチョコレートは通常のチョコレートより色が白くなり、苦味が弱く、甘味は強くなる訳です。尚、ホワイトチョコレートは通常のチョコレートよりも脂肪がやや多く含まれており、口溶けは柔らかいのですが、カロリーもやや高くなります。
2018年6月5日火曜日

チョコレートを食べると鼻血が出る?

チョコレートを食べると鼻血が出るとよく言われます。この鼻血の原因として挙げられる事が多いのが「カフェイン」です。カフェインはポリフェノールの一種で、興奮作用、心身覚醒作用、血管拡張・血流増進作用、脂肪の分解を補助する作用、利尿作用などがあると言われており、これが鼻血に繋がるのではないかと多くの人が思っています。しかし実際にはチョコレートに含まれるカフェインの量はコーヒーよりもかなり少なく、その作用によって鼻血が出る事は殆どないと思われます。尚、コーヒーの場合、品種によってはカフェインが豊富に含まれているものもあるため、それを多飲すると鼻血が出る可能性はあると思います。またカフェインは少量では頭痛を軽減しますが、多量ではむしろ頭痛を悪化させる事があります。

一方、チョコレートには「テオブロミン」という成分も含まれています。このテオブロミンはアルカロイドの一種で、カフェインと似たような作用があると考えられています。つまりこのテオブロミンにも興奮作用がある訳ですが、その作用はカフェインよりも緩やかで弱いと言われています。よってテオブロミンによって鼻血が出たり、頭痛になる事もおそらくないと思います。ちなみに鼻血以外ではチョコレートがニキビの原因になると言われる事もありますが、それは糖や脂肪の過剰摂取によって皮脂の分泌が増えた事が原因で、カフェインやテオブロミンによるものではありません。

ただしテオブロミンの持つ利尿作用はカフェインよりも強いと言われているので、人によってはトイレが近くなる事があります。よって水分不足による頭痛には注意しなければなりません。特にこのテオブロミンはビターチョコレートに多く含まれているので、念の為注意しておきましょう。尚、テオブロミンはそのようにチョコレートの苦味の元になっていますが、人間以外の生物では毒性をもたらす事があり、例えば犬は摂取すると中毒症状を起こします。またテオブロミンは体内でカフェインが代謝される事によっても作られるため、実はコーヒーを飲む事でも自然と摂取されています。

さて本題ですが、チョコレートには「チラミン」という成分も含まれています。チョコレートに含まれるチラミンの量はまちまちですが、このチラミンは血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があると言われています。その作用によって細くなった血管では流入する血液の量が増え、その流れも速くなるため、これにより傷ついた血管から血が出やすくなる可能性はゼロではないと思います。チョコレートを食べて鼻血が出る場合、おそらくこのチラミンによるものと推測できます。また血管が収縮した後には自然と血管は広がる訳ですが、血管が広がる際に周囲の神経に触れる事があり、それが頭痛の原因になる事があります。
2018年4月23日月曜日

チョコレートには牛の血が入っている?という迷信

「チョコレートを食べると鼻血が出る」とよく言われますが、チョコレートに含まれている成分で鼻血が出る事はありません。別の視点から考えてみると、そのような話が生まれたのは戦後(第二次世界大戦以降)とされています。戦後間もなくして日本には外国からたくさんの食べ物が入ってきた訳ですが、その中には当然チョコレートもありました。しかし当時の日本人にはまだ「牛乳を飲む」という習慣がない家庭が多く、牛乳を使ったチョコレートはあまり喜ばれませんでした。売れ行きもかなり乏しかったそうです。

当時チョコレートが好まれなかった理由の一つとして「チョコレートには牛の血が入っている」というデマが関係していると言われています。これは「牛乳→牛の乳→牛の血(言い間違いなのか、チョコレートの色を見てそう思ったのかは不明)」という経緯があり、それを信じてしまった人にチョコレートは酷く敬遠されていたそうです。今で言う風評被害と同じですね・・・いつの時代も同じなんですね。

そのデマは時間が経つにつれて「チョコには牛の血が入っている→チョコを食べると体内の血が増える→食べ過ぎると鼻血が出る」と伝えられ、更にそれを教えられて育った子どもが、親となった時にまたそれを自分の子どもに教え、何世代にも渡って伝わってきました。そうして親から子へ、親から子へと伝わる内に「食べ過ぎると鼻血が出る」という部分だけ残ってしまい、それが現在にまで残っているという説があります。私が子どもの頃もアニメなんかでそういう表現が結構ありましたからね。

特に当時のチョコレートは高価な食べ物だった事と、前述のように糖・脂肪・カロリーが多いので、「子どもがたくさん食べないように親が嘘を作って伝えた」という事も考えられるでしょう。例えばバレンタインデーなんかは、その悪い印象を払拭し、日本全体の経済及び飲食業界を元気づけるために生まれた日本独自の風習の一つです。実際に、バレンタインデーのような習慣が始まったのは1958年頃からとされており、現在のように社会全体まで浸透したのは1970年以降、そう考えるとごく最近の事です。ちなみに欧米でのバレンタインデーは食べ物に限らず様々なものをお互いに贈り合う日です。

チョコレートは本当に健康に良いのか?

チョコレートに含まれる主な栄養成分としては、例えば糖、脂肪、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸、リン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などが挙げられます。それらの栄養成分は原料として使われているカカオ豆や牛乳などが元となっており、特にカカオ豆の栄養価が非常に高い事から、加工されたチョコレートの栄養価も高くなっています。

チョコレートに含まれる栄養成分の中で最も秀でているのは、体の中でエネルギーとなる「糖」と「脂肪」です。そのためカロリーが非常に高くなっており、過剰摂取は良くありませんが、万が一のための非常食としては高い価値があります。一方、前述のようにミネラルが豊富な食べ物という事は意外と知られておらず、チョコレートは不足しがちなミネラルも補給する事ができます。また原料のカカオ豆にはポリフェノール類も豊富に含まれており、チョコレートでよく言われる健康効果の多くはおそらくそれよるものだと思われます。ポリフェノール類には強い抗酸化作用があるとされており、活性酸素の増殖を抑え、細胞の酸化及び老化を防ぐ効果があると言われています。

ただしチョコレートに含まれる糖の量はあまりに多く、一度に大量に食べると急激に血糖値を上昇させます。糖は一時的に筋肉や肝臓に蓄える事ができますが、既に十分蓄えている状態では行き場を失い、血液中に糖が溢れ返ってしまいます。そうして行き場を失った糖は時間が経過すると脂肪として蓄えられ、消費する事が難しくなります。例えば糖は短時間で爆発的に消費されますが、脂肪は毎日少しずつしか消費できません。よってチョコレートを大量に食べ、蓄積する量よりも消費する量が下回った場合、肥満はもちろん糖尿病など様々な病気に繋がる可能性があります。しかもチョコレートには脂肪も豊富に含まれているので、過剰摂取した際のそうした健康リスクは高いと思われます。