これは日常的に運動を行っている人に限られます。例えば運動を行っている人が筋肉に効率良く栄養を送るためにはインスリンの分泌が必要です。インスリンは血糖値が上がった時に分泌され、細胞へ糖を取り込む事によって血糖値を下げます。その際にはアミノ酸など様々な栄養素も一緒に取り込んでおり、栄養補給の際にはそれらを糖を一緒に摂った方が、効率良く筋肉に栄養を送る事ができます。
何が言いたいのかというと、食事の回数を増やす事の目的は「運動時のために血糖値が低下しないよう一定に保つ」「エネルギー不足を防ぎ、筋肉の分解を最小限に抑え、筋肉に効率良く栄養を送る」事にあります。よって筋肉量の少ない人や普段から運動を行っていない人では、食事の回数を増やすようなダイエット法は適していません。必ず運動習慣の改善が必要です。
尚、食事の回数は増やしても6~8回になりますが、1回の食事量やその内容に関しては臓器への負担を考え、徹底した管理が必要です。むしろ1回の食事の量は減る事が多いです。普段の食事のまま回数だけを増やすというのは単に心身へ負担をかけるだけだと思います。
ダイエット・食事・栄養・運動・筋トレ・睡眠・健康法など、世の中で当たり前とされている事の中でも、特に「間違って理解されている事」について管理人独自の視点でまとめています。