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2017年12月6日水曜日

1日30品目以上食べる事が健康に良い?

「1日30品目」というワードは1985年に厚生労働省が作成した「健康づくりのための食生活指針」で提唱された栄養目標が元になっています。

そのワードをそのまま受け取ると、バランス良く栄養を摂取するために「30品目以上の様々な食品をメニューに取り入れよう!」という意味になりますが、実はこれは意味がぜんぜん違っていて、この元々の文章は「癌の予防のために提唱されたもの」と言われています。例えば動物性の食品に含まれる脂肪には過剰に摂取すると癌の原因になるとされるものがあります。つまりそれだけをたくさん食べてしまうと癌のリスクが高まる事になるので、色んな食品を食べる事でそのリスクを分散させるという意味があったそうです。しかしこれを信仰し過ぎた人たちの間で逆に食べ過ぎが問題になったり、食費がかかり過ぎて継続が現実的ではなかったり、そもそも何故30品目なのか?などというツッコミがあったりと、科学的根拠が乏しい事や誤解を招くという事から、2000年~及び現在では削除されており、「主食・主菜・副菜を基本に、多様な食品を組み合わせ、必要な栄養素を摂る」などというような表現に変わっています。

当ブログでは何度も言っているのですが、食品を選ぶ際には「五大栄養素をバランス良く摂取する」という点から考えるのがオススメです。炭水化物を多く含む食品、蛋白質を多く含む食品、脂肪を多く含む食品、ビタミンを多く含む食品、ミネラルを多く含む食品・・・それぞれから一品以上選ぶようにするとメニューを決めるもの簡単で、かつバランスを取る事ができます。炭水化物、蛋白質、脂肪はエネルギーになるので人によってその量は考える必要はありますが。これについては過去記事をご覧下さい。