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2019年11月6日水曜日

朝食を抜くと太る?夜食べると太る?何故?

●朝食を抜くと太る?

朝食を食べなかった場合、身体活動を維持するために必要なエネルギー及び栄養素が不足した状態になります。その状態になると、蓄えておいた脂肪をエネルギーとして利用しようとします。しかし脂肪はエネルギーとして優秀であり、万が一のために残しておきたいので、できるだけ使いたくありません。そこでエネルギー消費の激しい筋肉の成長を阻害し、少しでもエネルギーを節約しようとします。つまり朝食を食べないと、省エネ体質になりやすくなり、エネルギーが節約され、ますます脂肪は燃えにくくなってしまうのです。

また筋肉は糖を蓄える事ができ、またその糖をエネルギーに利用しています。つまりそうして筋肉が萎むと糖を蓄える事ができず、効率良く消費する事も難しくなります。それによって糖が溢れやすくなり、余った分は時間が経過すれば脂肪として蓄えられてしまいます。つまり朝食を食べないと血糖値が上がりやすくなって体に負担をかける他、新たな脂肪の蓄積にも繋がってしまう事があるのです。もちろん筋肉は蛋白質です。筋肉が落ちれば蛋白質の代謝も低下します。つまり糖・脂肪・蛋白質の代謝が全て落ち、基礎代謝が大きく低下する事になります。

更に、昼間起きている間は「セロトニン」というホルモンが分泌され、それによって心身を活動的にしています。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンといった精神的な安定に関わるホルモンをコントロールする役割があるのですが、これらのホルモンは食事をした際にその分泌が促されると言われています。また特にセロトニンは太陽の光で分泌が促されます。つまりスイッチを入れて心身を活性化させるためには、朝からしっかり食事をし、胃や腸に食べ物を入れ、太陽の光を浴びる必要がある訳です。それを怠れば何に対してもやる気が出ません。食事を減らす事を考えるよりも、食事を減らさなくても済む方法を考えましょう。

●夜に食べると太る?

睡眠中は内臓の機能はもちろん、基礎代謝が大きく低下します。よって寝る直前に食事を行った場合、栄養素の吸収が緩やかになり、最後まで満遍なく吸収される事になります。つまり寝る前に大量に食べれば食べるほど、結果として吸収される栄養素の量は多くなり、それがエネルギーとなる糖・蛋白質・脂肪であれば、新たな脂肪の蓄積に繋がる可能性はあると思います。よって寝る直前での食事は良くないと言えるでしょう。

ただし夜に食べたからと言って、必ずしもそれが脂肪の蓄積に繋がる訳ではありません。何故なら元々の代謝が良ければ、睡眠中の代謝の低下も問題にならないからです。特に昼間に運動量がある人、あるいは体格の大きい人、筋肉の多い人の場合、むしろ睡眠中にエネルギー不足を起こす可能性もあります。そういう人が「夜食べると太る」からと言って食事量を極端に減らしたり、あるいは全く食べないというような食習慣をしてしまうと、前述のような省エネ体質になってしまい、余計に基礎代謝が低下してしまいます。女性なんかはよく気にしますが、つまり夜食べると太るのは人によると思います。

何より「夜ご飯を食べているせいで太る」と考えるのではなく、「夜にご飯を食べても大丈夫な状態にしておく」という考え方をしましょう。そのように基礎代謝が上がっていれば、例え夜に食べても問題はないはずです。夜にご飯を食べて問題があるのは、何らかの理由で基礎代謝が低下しているからではないでしょうか。根本的に基礎代謝を改善しない限り、この先どんなダイエットをしても同じ事を繰り返すだけです。糖・脂肪・蛋白質の代謝を向上するのは規則正しい生活だけです。食習慣だけを変えるのではなく、運動も睡眠も改善しましょう。