
一方、毎日大量に食べた場合、体の中から全身の皮膚が黄色くなっていく事があります。これを「柑皮症」と言うようです。これはミカンに含まれている色素成分「カロテノイド(β-カロテンやβ-クリプトキサンチン等)」によるもので、それが蓄積する事で全身の皮膚が変色します。個人差は大きいですが、1日数個程度を毎日食べるだけで黄色くなる人もいれば、数十個食べてようやく黄色くなる場合もあるようです。
ちなみにカロテノイドには様々な種類があり、β-クリプトキサンチンは橙、β-カロテンは黄、リコピンは赤、ルテインは黄、フコキサンチンは黄緑・・・といった感じです。これらの中でミカンに多いのはクリプトキサンチンで、おそらくそれによるものです。またリコピンはトマト、フコキサンチンは海藻類に含まれています。