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2018年2月18日日曜日

「食品集16」少し?な栄養素・サプリメント・ハーブ等のQ&A2

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等を紹介、またその効果・疑問点・利用法等について超簡単にまとめています。相変わらず長文ですがご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2018/2/18)


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★少し?な栄養素・サプリメント・ハーブ等一覧

※細かな注意点については以下の過去記事を参照の事。他の記事に関しては上にある「全記事一覧」からご覧下さい。
・『「食品集15」少し?な栄養素・サプリメント・ハーブ等のQ&A1
・『「食品集22」健康茶・ハーブティーに関するQ&Aその1
・『「食品集10」いわゆるスーパーフードに関するQ&Aその1
・『「食品集8」ナッツ類に関するQ&Aその1
・『「食品集1」野菜類に関するQ&Aその1
・『「食品集5」果物類に関するQ&Aその1
・『「健康に良い」とされる栄養素の一覧(適当まとめ)


●エゾウコギ

エゾウコギはセリ目ウコギ科ウコギ属の植物の事で、根や葉に薬効があるとされています。原産は蝦夷(エゾ)という名の通り北海道の東部とされ、ロシア南東部や中国北東部にも自生しています。有効成分は異なりますが、同じウコギ科のオタネニンジンと同様に様々な薬効がある事から、旧ソ連及びロシアではシベリア人参とも呼ばれ、例えばモスクワオリンピックでは選手の身体能力向上に用いられていた事があります。また中国でも2000年以上前から利用されており、現在でも漢方薬などの材料として使われています。

エゾウコギにはエレウテロサイドEやイソフラキシジン(クマリン)と呼ばれる数種類のトリテルペノイド類(糖と様々な原子が結合した配糖体の一種)が含まれているとされています。またその他にコーヒーなどにも含まれるクロロゲン酸(ポリフェノール類)や、ジカフェオイルキナ酸(タンニン)などを有効成分として含むとされ、これらによって滋養強壮・精力増進作用、抗炎症・抗酸化作用、恒常性機能の維持作用、血圧の調節作用、免疫機能向上作用、抗ストレス・集中力向上作用などがもたらされると言われています。

サポニン類には毒性があるものが多いですが、エゾウコギの摂取による副作用は殆ど確認されていません。ただし稀に血圧が上がる事で頭痛が起きたり、眠れなくなる事があるようです。そのため高血圧の人や寝る前の利用には適しません。摂取量としては1日2g程度ですが、数百gで十分とも言われるので、効果が強く出る場合にはサプリメントに書かれている用法用量を守るようにしましょう。使用する場面としては起きた後や運動前などになるかと思います。


●キバナオウギ(アストラガルス)

キバナオウギ(アストラガルス)はマメ科ゲンゲ属の植物の事で、根に様々な薬効があるとされています。原産は中国北部や朝鮮半島とされ、日本でも北海道などに自生しています。フラボノイド類(イソフラボン誘導体のフォルモノネチン等)、サポニン、クマリン、γ-アミノ酪酸(GABA)、グルクロン酸などを含むとされ、これらによる免疫機能向上作用、抗酸化・抗ストレス・リラックス・血圧調節作用があると言われています。また特にキバナオウギで謳われているのは肝臓や腎臓の機能を保護する作用、及び異物や余分な水分の排出を促すなどの作用です。

副作用は現時点では殆ど確認されておらず、比較的安全だと思われますが、免疫機能を活性化させるとされる事から自己免疫疾患を持つ場合には避けた方が良いかもしれません。また加工する際にハチミツを使う事がある他、マメ科なのでアレルギー症状が起こる事もあります。念のため注意しておきましょう。摂取量としては1日多くて1gまでと思われますが、サプリメントに書かれている用法用量を守れば特に問題ありません。使用する場面としては特に気温が下がる時期(秋~冬にかけて)が適していると思われます。


●マリアアザミ(ミルクシスル)

マリアアザミ及びミルクシスルはキク科オオアザミ属の植物であるオオアザミの別称で、この他にマリアアザミから抽出された有効成分とされるシリマリン(シリビニンまたはシリビン)という名でも呼ばれています。原産は地中海沿岸とされ、ヨーロッパでは2千年以上前からハーブとして利用されてきたと言われています。特にマリアアザミの種子に含まれるシリマリン(フラボノリグナン)は抗酸化作用がある他、胃腸及び肝臓の機能を補助し、傷ついた肝細胞の修復を促す作用があると言われています。

尚、シリマリンは水に溶けにくくそのままの形では吸収率が悪いため、サプリメントなどを利用する場合にはマリアアザミのエキスをそのまま含有したものではなく、吸収しやすくしたシリピド(シリフォス)と書かれたものを選ぶと良いかもしれません。摂取量としては1回150mg程度を2~3回に分ける事。使用する場面としては暴飲暴食をする前後の日、及びその当日が適していると思われます。副作用は起こりにくいと思われますが、念のため常用は避けましょう。



●クマコケモモ(ウワウルシ)

クマコケモモはツツジ科クマコケモモ属の植物の事です。原産は北半球の高山地帯とされ、別名ウバウルシまたはウワウルシとも呼ばれています。酸味の強い果実は熊の好物である事からベアベリー(熊のブドウ)とも呼ばれます。お茶として利用される他、後述の薬効から化粧品としても使われる事があります。ちなみにアメリカ先住民族の間では煙草としても利用される事があるそうです。

クマコケモモの葉にはアルブチン、エラグ酸、タンニン、ケルセチンなどの有効成分が含まれているとされています。これらによって謳われているのは抗酸化作用、抗菌作用、収斂作用及びそれによる胃腸粘膜の保護作用、メラニン合成に関わる酵素の働きを抑制する作用、体内の余分な水分を排出する利尿作用などで、俗に尿路感染症や膀胱炎などに効果があると言われています。

摂取量としてはサプリメントを利用する場合は書かれている用法用量を守れば問題ありません。お茶などを利用する場合には毎食時にコップ一杯程度で十分ですが、水分排出の効果を高めるにはカリウムを一緒に摂ると良いと思われます。一方、過剰摂取により脱水症状を起こしたり、収斂作用によって逆に胃腸の粘膜に負担をかけてしまう事があります。特に運動を行う日や大量発汗する夏場は避ける他、数週間以上の常用は避けた方が良いでしょう。またそのように強い収斂作用があるので妊娠中は禁忌です。


●ボスウェリアセラータ

ボスウェリアセラータはカンラン科ボスウェリア属の植物の事です。原産はインドの他パキスタンなどの南アジアとされ、インドの伝承医学アーユルヴェーダでは古くから抗炎症薬として関節炎、皮膚炎、気管支炎などに利用されてきたと言われています。この他に乳香、フランキンセンス、オリバナムなどの名があります。

特にボスウェリアセラータにはボスウェリア酸という成分が含まれており、これにはアレルギー・炎症反応に関わるロイコトリエンの合成に関与する酵素の働きを抑制する作用があると言われています。このロイコトリエンは不飽和脂肪酸(ω-6脂肪酸)の一つであるリノール酸から作られるアラキドン酸(これもω-6脂肪酸)から作られます。どちらの脂肪酸も人間にとってなくてはならない必須脂肪酸なのですが、どちらも多くの食品に含まれており、現代人では過剰摂取のリスクがあります。ロイコトリエンも炎症反応及びアレルギー反応に関与する重要な物質で、これもなくてはならないものですが、アラキドン酸が過剰になりロイコトリエンの量が増えると、その反応が過剰に起こるようになります。ボスウェリア酸にはそれを抑える作用が期待され、これにより免疫機能の改善などにも繋がるものと思われます。この他、ベルベリンには抗菌作用や血圧調節作用があると言われています。

摂取量としてはサプリメントを利用する場合は書かれている用法用量を守れば問題ありません。毎食後に摂取すると良いでしょう。使用する場面としては暴飲暴食をする前後の日及び当日、激しい運動を行う前後、寝る前や起きた後などが適していると思われます。ただし月経を促進させる作用があると言われているので妊娠中は禁忌です。また稀に胃酸を過剰に分泌させる事があるそうです。ちなみにアラキドン酸やリノール酸に対してはω-3脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA。いずれも必須脂肪酸)が抑制的に働くため、合わせてそちらを摂取しておくと良いでしょう。


●ピペリン(黒胡椒)

ピペリンは植物に含まれるアルカロイドの一種であり、特に黒胡椒(コショウ)に多く含まれる辛味成分の一つです。またそれを含む抽出物の事をバイオペリンと呼ぶ事があります。辛味成分としては唐辛子に含まれるカプサイシンが有名ですが、ピペリンとカプサイシンが辛味をもたらす仕組みは同じと考えられています。口の中には味覚や触覚など感覚を司る神経がたくさんありますが、ピペリンとカプサイシンは特に温度や痛みなどを感じるための受容体を活性化させる作用があります。これにより実際には温度が上がっていないにも関わらず神経が興奮し、焼け付くような熱や痛みを感じるようになります。

このピペリンには細胞に毒性をもたらすものや異物となるようなものを細胞外へ排出する酵素の働きを阻害すると言われています。これにより今までは「これは異物だ」「これは毒性がある」と判断され吸収率が悪かったものを、効率良く吸収・利用する事ができるようになると言われています。すなわち薬やプリメントに含まれる成分を効率良く吸収させ、その効果を高める事ができるのです。別の言い方をすれば薬やサプリメントの量を減らす事ができるという事でもあり、メリットはあると思われます。しかし逆に言えば毒性のあるものや異物が体の中に残りやすくなってしまったり、必要以上に吸収させてしまい副作用が出やすくなるという事が考えられます。またピペリンが消化吸収される際、胃や腸の粘膜にダメージを与える事もあるため、一概にメリットだけとは言えません。

摂取量としては1日5~10mg程度と思われます。ただしサプリメントでピペリンを利用する場合、できるだけ副作用が少なく比較的安全だと思われるもの、及び効能がはっきりしているものと合わせて摂取するようにし、普段の食事の内容にも十分注意するようにしましょう。ちなみに味付け程度に胡椒が使われた料理では特に問題ありません。しかし大量の胡椒が使われた激辛料理では、サプリメントを利用していなくても上記のような効果が出る事があるので、何か病院でもらった薬があったり、効能が強いとされるハーブやサプリメントを利用している場合にはそのような料理も避けた方が良いでしょう。



●トリビュラス(ハマビシ)

トリビュラスはハマビシ科ハマビシ属の植物であるTribulus terrestrisの事で、単にハマビシと呼ばれる事もあります。原産は南アジア~東ヨーロッパにかけての海辺とされており、日本でも東北と北海道を除く温暖な海岸に自生しています。しかし環境破壊等により世界的に数が減っており、日本でも現在絶滅危惧種に指定されています。根や果実に薬効があるとされており、インドの伝承医学アーユルヴェーダでも古くから生薬として利用されてきたと言われています。

トリビュラスにはイソフラボン類(ケンフェロール等)、アルカロイド類、サポニン類(Tigrogenin、Protodioscin等)等が含まれているとされています。特にトリビュラスで謳われているのは「性ホルモンの分泌バランスを整える(主に男性ホルモン)」作用です。その原理についてはまだ良くわかっていませんが、おそらくそれらの成分によってもたらされているのだと思われます。またそれによって滋養強壮・精力増進作用、筋肉合成促進作用及び分解抑制作用、骨の強化作用があるとされる他、利尿作用や抗炎症作用などもあると言われています。

使用する場面としては運動を行う前後や起きた後などが適していると思われます。副作用としてはイソフラボン類には女性ホルモンのような働きをするものがあるため、トリビュラスにそれが含まれているとすれば、利用する事で逆に性ホルモンの分泌バランスを崩してしまう事があります。特に妊娠中は禁忌です。摂取量はサプリメントを利用する場合、書かれている用法用量及びそれよりも少ない量に調節した方が無難です。ちなみに日本では医薬品扱いになっており、手軽に入手する事はできません。利用したい場合には海外から取り寄せる必要があります。


●ハッショウマメ(ムクナ豆)

ハッショウマメ(八升豆)はマメ科トビカズラ属の植物であるビロード豆の変種です。厳密にはビロード豆とは種類が異なりますが、単にビロード豆やムクナ豆と呼ばれる事があります。原産は中国南部や東南アジアの熱帯地域とされ、日本では関東以南の温暖な地域で生育させる事ができます。その種子には薬効があるとされており、インドの伝承医学アーユルヴェーダでも古くから利用されてきたと言われています。

前述のようにマメ科なので他のマメ科と同じように蛋白質、ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン等)、食物繊維を豊富に含んでいるもの思われます。この他、特にハッショウマメにはL-ドーパ(レボドパ)が含まれているとされています。これは神経伝達物質の一つであるドーパミンの前駆体であり、ドーパミンの分泌ができなくなる事で起こるとされるパーキンソン病に効果があるという説(実際にインドでは特効薬として利用される)があります。またドーパミンは達成感や幸福感などに関与しているとされ、特に「動機のある意欲・やる気」に必要な他、新しく何かを記憶する際や細かな運動の制御などにも関係している事から、ハッショウマメはそれらをスムーズにする作用があると思われます。

ただしドーパミンが過剰分泌されると幻覚、妄想、依存症などをもたらすと言われており、ハッショウマメを食べる事でそれが起こる可能性はゼロではありません。また脳内に作用する薬の効果を増減させる可能性があるので、病院から薬を処方されている場合には絶対禁忌、妊娠中や授乳中もできるだけ避けた方が良いでしょう。ちなみにドーパミンはアミノ酸の一種であるチロシン及びビタミンB6によって作られるので、そちらを摂取した方が副作用の心配は抑えられると思われます。またドーパミンはノルアドレナリンの分泌に、ノルアドレナリンはアドレナリンの分泌に必要、更にドーパミンやノルアドレナリンはセロトニンやメラトニンの影響を受けています。前提として食事、睡眠、運動、ストレス管理という生活習慣全体の見直しが必要で、そちらを最優先すべきです。



●トゲドコロ(クーガイモ)

トゲドコロはヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属で、別名クーガイモやハリイモとも呼ばれています。原産は東南アジアから中国南部とされ、日本では沖縄の一部で栽培されています。ヤマノイモ属の植物は600以上もの種類が存在していますが、その内塊根を食用にできるものをヤムイモあるいは単にヤムと呼びます。この他のヤムイモで有名なのはダイジョ、ナガイモ、ジネンジョ、ワイルドヤムなどが挙げられ、一部地域では主食として利用されている他、クーガイモやワイルドヤムはサプリメントとしても有名です。

トゲドコロは根であるので、おそらく糖(デンプン)、カリウム、食物繊維を豊富に含んでいると思われます。この他にジオスシン、ジオスゲニン(ヤムスゲニン)、タンニン、サポニン、アルカロイドなどを含むとされており、この内ジオスゲニンには性ホルモン(特に女性ホルモン。ただし男性ホルモンにも影響を与えるとされている)の分泌を促す作用があると言われています。これにより滋養強壮・精力増進作用や骨の強化作用、筋肉合成促進・分解抑制作用などがあるとされる他、成長ホルモンの分泌を促す作用や、記憶力及び認知機能の向上などの作用もあると言われています。

尚、トゲドコロ自体に含まれるジオスゲニンの量は副作用が出るようなレベルではないため、副作用に関しては特に心配する必要はないと思われます。ただしトゲドコロに含まれる有効成分は熱によって失われやすい他、前述のジオスシンには毒性があると言われています。そのためトゲドコロを生の状態で大量に食べるとお腹を下し、調理したとしても期待した以上の効果は得られないでしょう。また濃縮されたサプリメントを利用する場合、過剰摂取により逆にホルモンバランスを崩す可能性があるため、そちらも十分な注意が必要です。この点は大豆イソフラボンと同じだと思います。ちなみに前述のように日本産のトゲドコロは沖縄の一部のみと思われます。そのため流通量はかなり少ないですが、一部通販で取り扱っている事があります。


●チョウセンゴミシ(シザンドラ)

チョウセンゴミシはマツブサ科マツブサ属の植物Schisandra chinensisの事で、特に薬用があるとされる果実及び生薬の事を単に五味子(ゴミシ)と呼びます。またサプリメントではシザンドラとも呼ばれる事があります。原産はその名の通り朝鮮半島及び中国とされており、日本では本州北部から北海道に自生しています。また五味子という名の通り、果実には酸味、塩味、甘味、辛味、苦味という多様な味があるのが特徴的で、オミジャ茶(五味子茶)として利用される事があります。

チョウセンゴミシには植物ステロールに分類されるリグナン(シザンドリンやゴミシン等)、シトラール、カミグリン、有機酸(クエン酸やリンゴ酸等)、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれていると言われています。特に謳われているのが滋養強壮・精力増進・疲労回復作用などですが、その他に咳止め作用、抗ストレス・抗炎症作用、鎮静作用、肝臓の機能を補助する作用、免疫機能の向上作用等があると言われています。

副作用に関しては現時点では判明していませんが、過剰摂取により逆にホルモンバランスを崩す可能性があるため、その点は十分な注意が必要です。特に妊娠中や授乳中は避けた方が良いでしょう。使用する場面としては秋~冬にかけての気温の低い時期の食後が適していると思われます。サプリメント以外には前述のように五味子茶(オミジャ茶)というものもあるのでそれを利用すると良いかもしれません。