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2018年2月27日火曜日

「食品集22」健康茶・ハーブティーに関するQ&Aその1

この記事では様々な薬効があるとされている健康茶やハーブティー類を紹介し、その効果・疑問点・利用法等について超簡単にまとめています。相変わらず長文ですがご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2018/2/27)


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★健康茶・ハーブティー類一覧

前述のように、この記事では健康茶及びハーブティー類を簡単にまとめています。ただし健康茶やハーブティーと呼ばれる飲み物は非常に種類が多く、全てを紹介する事はできません。よって当ブログでは特に「何らかの薬効」があるとされるものをピックアップして紹介します。

お茶類に含まれる成分としてよく知られているのが、様々な健康効果があるとされるカテキン(ポリフェノールの一種)です。カテキンを効率良く摂取したい場合には、80度以上のお湯が必要と言われています。一方、長時間加熱するとカテキンを含む渋味や苦味をもたらす成分が多く溶け出してしまうので、味の好みは別れるようになります。また高い温度の飲料は喉に負担をかけるため、飲む際には容器に注いだ後少し冷ましてから飲むか、口に含んだ後よく味わってから飲み込む必要があります。更に、カテキンやタンニンは鉄分の吸収を阻害するとされ、ポリフェノール類は過剰摂取により臓器に負担がかかると言われています。他、お茶類には興奮作用のあるカフェインが多く含まれているものがあり、多飲により頭痛や中毒症状を起こす事があるので注意しましょう。そして普段から牛乳を飲んでいる場合、牛乳が健康茶やハーブティーに置き換わる事でカルシウムが不足するという事も考えられます。

何が言いたいのかというと、いくら「健康に良い」とされる飲み物でも所詮は「飲み物」なのです。健康を維持するには炭水化物、蛋白質、脂肪、ビタミン、ミネラルと言った基本的な栄養素をバランス良く摂取する事が大前提であり、飲み物だけではそのような人間にとって必要な栄養素を全て網羅する事は不可能です。飲み物はあくまで「食事の際に喉を潤すため」「味や香りを楽しむため」として飲むようにし、その上で「せっかく飲むのだから体に良いものを」という意識を持つべきでしょう。その順序が逆になると、多飲によって栄養バランスが偏ったり、有効成分の蓄積によって逆に健康を害したり、あるいは経済的な損失(毎日飲めば当然お金がかかる)にも繋がります。何より「どの成分がどのような効果をもたらすか」が分かっていないものも多いので決して固執する事のないよう・・・。

ちなみにお茶類の渋味の元になるカテキン及びタンニンは日光に当たるほど増え、それが多く含まれるものは逆に苦味の元になるカフェインや、旨味の元になるテアニンは少なくなります。一般的な緑茶や紅茶(酵素によりカテキン類が酸化)はこちらです。一方、苦味の元になるカフェインが多いものは逆に渋味の元になるカテキンが少なく、旨味成分であるテアニンが多いという特徴があります。抹茶や玉露などはこちらになります。前述のお湯の温度も踏まえ、自分の舌に合わせて煮出し方を調節したり、あるいは混ぜるものを変えてみましょう。

※細かな注意点については以下の過去記事を参照の事。他の記事に関しては上にある「全記事一覧」からご覧下さい。
・『「食品集15」少し?な栄養素・サプリメント・ハーブ等のQ&A1
・『「食品集10」いわゆるスーパーフードに関するQ&Aその1
・『「食品集8」ナッツ類に関するQ&Aその1
・『「食品集1」野菜類に関するQ&Aその1
・『「食品集5」果物類に関するQ&Aその1
・『「健康に良い」とされる栄養素の一覧(適当まとめ)


●昆布茶

昆布茶(コブチャあるいはコンブチャ)は海藻類の一種である昆布を乾燥させ、細かく刻み、それにお湯を注いだお茶の一種です。日本発祥のお茶で歴史は古く、平安時代から楽しまれてきたと言われています。茶と名前がついていますが、これはお茶のように飲む事からそう呼ばれています。ただし現代では味を整えるために砂糖、塩、調味料を混ぜたり、乾燥させた梅肉や玉露などの茶葉を実際に混ぜて「お茶」として飲む場合もあります。一方、昆布には元々旨味の元となるアミノ酸(グルタミン酸)や塩味の元となるナトリウムが豊富に含まれているため、味付けを行わなくてもそのまま味を楽しむ事ができます。

栄養面を見てみると、昆布はビタミンB1、葉酸、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ヨウ素、食物繊維がいずれも豊富に含まれており、非常に栄養価の高い食品として知られています。昆布を直接食べる場合と比べれば栄養価は劣りますが、多くのミネラル分が溶け出していると思われ、ミネラルの補給に適した飲み物と言う事ができる(そうは言ってもこれだけでは不足する)と思います。デメリットとしてはナトリウムが豊富に含まれているという点です。普段から塩分を控えている人は別ですが、毎日毎食時に飲む場合、食事の内容次第では塩分過多になってしまう可能性があります。

よって昆布茶は夏場の気温の高い時期や、激しい運動を行って汗をかいた場合の水分補給の手段としては適していると思われます。しかし血圧が高い人や普段から塩分の多い食事をしている人など、人によっては常用を避けた方が良いかもしれません。ちなみに茶葉が含まれていない場合、覚醒作用や利尿作用のあるカフェイン、あるいは様々な健康効果があるとされるカテキンやタンニンなどのポリフェノール類はおそらく全く含まれていません。そのため苦味や渋味もなく、比較的好き嫌いも分かれない飲みやすい飲み物と言えます。


●プーアル茶

プーアル茶は中国南西部が原産の黒茶(麹菌により数ヶ月以上発酵させるお茶の事)の一種です。通常の緑茶では酸化発酵を行い、酵素の働きによって味や香りを変化させますが、プーアル茶ではその途中で加熱する事で発酵を緩めます。その後、麹菌によって発酵させる「熟茶」と、発酵を緩めたまま経年熟成させた「生茶」に分かれ、この2つがプーアル茶となります。生茶では数十年熟成させたものが存在し、希少価値から高値で取引されるものもあります。

プーアル茶は茶葉を老木から作るため、ミネラルが豊富に含まれている(そうは言ってもこれだけでは不足する)と言われています。また通常の緑茶ほどではありませんが、カテキンやタンニンなどのポリフェノール類も豊富に含まれていると言われています。お茶類に含まれるカテキンには血圧の上昇を抑える作用、血糖値の上昇を抑える作用、血中コレステロール値を抑える作用、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症・抗アレルギー作用など様々な健康効果があると言われています。特にプーアル茶の熟茶では、麹菌の働きによりポリフェノールの形が変化するとされており、これによって脂肪を分解する消化酵素の働きを抑制し、脂肪の吸収量を減らす作用が通常よりも高まると言われています。

緑茶にはカフェインが含まれているものが多く、プーアル茶にも少量ながらカフェインが含まれています。カフェインには覚醒作用や利尿作用があると知られています。特にプーアル茶にはカリウムも豊富に含まれているため、この2つによって強い利尿作用があると考えられます。これにより体内の余分な水分を排出する作用があると思われますが、夏場の気温の高い時期や、激しい運動または半身浴を行って大量に汗をかいた時に多飲すると、脱水症状を引き起こす可能性があります。よって水分補給が必要な場合には飲むのを避けた方が良いかもしれません。


●甘茶

甘茶(アマチャ)はアジサイ科アジサイ属の植物であるアジサイの変種(別名としてアマチャと呼ばれている)の葉を使ったお茶の事です。日本発祥とされ、その名の通り日本茶の中でも珍しく「甘い」という大きな特徴があります。特に若葉を乾燥・発酵させる事で、葉に含まれるフィロズルチンという成分が強い甘味をもたらすと言われています。その甘さは砂糖よりも強いとされ、一説には砂糖の数百倍とも言われています。一方、糖として吸収される事はないので、血糖値には影響を与えません。そのため変わった使い方としては、甘味料として砂糖の代わりとして利用できるかもしれません。

甘茶にはカフェインやカテキンは殆ど含まれていないと思われますが、タンニンなど他のポリフェノール類が含まれているという情報があります。古くから生薬としても利用されていて、おそらくポリフェノール類によるものと思われる抗菌作用や抗アレルギー作用等があるとされる他、原理は不明ですが特に歯周病に効果があると言われています。一方、通常のアジサイ類は毒性を持っていると言われており、甘茶として利用される種とは別のアジサイを間違えて使ってしまうと、食中毒を引き起こす可能性(同じアジサイでも個体差が大きい。尚、その原因物質は現在明らかになっていない)があります。そのため道端のアジサイ(見分けがつかない品種がある)を利用する事は当然できませんし、市販品でも質の悪いものではそのリスクがあるので、念のため注意しておきましょう。



●苦丁茶

苦丁茶(クチョウチャ)は中国発祥の茶外茶(チャノキを利用したお茶以外のお茶の事)で、モチノキ科モチノキ属の植物であるIlex kudingcha、またはモクセイ科イボタノキ属の植物であるLigustrum robustumの葉を利用したお茶の事です。その名の通り苦味が強いのが特徴なのですが、質の高いものでは苦味の後に爽やかな甘みがあると言われています。苦味が苦手という人は抹茶のように他の甘みのある飲み物や食べ物に混ぜる事で食べやすくなるかもしれません。

その苦味の元としてサポニン類やポリフェノール類(クロロゲン酸、タンニン等)が豊富に含まれていると言われています。苦丁茶は古くから健康茶として利用されており、ポリフェノール類によるものと思われる抗酸化作用、抗炎症作用、血中コレステロール値調節等の効果があるとされている他、原理は不明ですが特に頭痛、眼精疲労、下痢等に効果がある言われています。その他、ミネラル(亜鉛、マンガン、銅、セレン等)、ウルソル酸、ルチン、β-シトステロールを含むという情報があります。一方、通常の緑茶とは違ってチャノキではないので、カフェインやカテキンは殆ど含まれていないそうです。


●茎茶

茎茶(クキチャ)は日本発祥の日本茶の一種で、通常の緑茶と同じ品種(チャノキ)を利用します。しかし茎茶では葉ではなく、主に若枝、茶葉の柄、新芽の茎などを混ぜて作られるため、葉を使った緑茶よりも旨味(特に旨味成分であるテアニン:グルタミンの誘導体の量が多いため)や香りが強いものが多いという特徴があります。葉を使っていないという事で苦いように思ってしまいますが、カテキン、タンニン、カフェインなどの含有量が少ないため、むしろ癖がなく、意外にも味わいのあるお茶になります。全体的な栄養価は高くないですが、比較的安価なので、味や匂いを楽しむという目的では利用価値があると思われます。


●芽茶

芽茶(メチャ)は日本発祥の日本茶の一種で、これも通常の緑茶と同じ品種(チャノキ)を利用します。しかし芽茶では煎茶(日光を遮らずに栽培、茶葉を発酵させない)や玉露(収穫前に日光を遮り、低音の湯を使う)などを作った後に出た、葉の先端や芽などを混ぜて作られます。他のお茶類と比べるとランクは低いとされていて安価なのですが、甘味や旨味など全ての味が強く出ているのが特徴的で、玉露など高級なお茶と比べても味や匂いの強さは劣らないとも言われています。特に芽茶にはポリフェノール類が豊富に含まれているため、利尿作用、覚醒・興奮作用、抗菌作用、抗酸化作用などがあるとされている他、脂肪の燃焼を補助する作用がある言われています。



●紅富貴

紅富貴(ベニフウキ)は品種改良された日本発祥のお茶の一種です。お茶類には抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗ストレス作用、脂肪燃焼の補助作用などがあるとされるカテキンが含まれているのですが、紅富貴にはカテキン類の中でも抗炎症作用が強いとされるメチル化カテキン(別名:没食子酸エピガロカテキン、略称:EGCG)が含まれており、その含有量が高いという特徴があります。このメチル化カテキンはマスト細胞から放出されるヒスタミン(アレルギー・炎症反応に関与)の量を抑制するとされており、これによって花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎などに効果があると言われています。また鮮やかな紅色をしていて色を楽しむ事ができるのも特徴です。ちなみにEGCGはサプリメントも存在します。

飲料として利用する場合、花粉の飛来が予想される少し前の時期、あるいは乾燥が続くと予想される少し前の時期において、毎食後あるいは運動後のタイミングで摂取するのが適していると思われます。


●烏龍茶

烏龍茶(ウーロンチャ)は中国発祥の青茶(茶葉の発酵途中に加熱し、発酵を途中で止めたもの)の一種です。中国を代表するお茶の一つで、鉄観音、水仙、鳳凰單欉、武夷岩茶など様々な銘柄がある他、台湾にも後述の凍頂烏龍茶や東方美人など様々な銘柄があります。烏龍茶には烏龍茶特有のポリフェノール類(ウーロン茶重合ポリフェノールなるもの)が含まれているとされ、これによって脂肪の消化吸収を抑え、脂肪の分解を促す作用があると言われています。日本では黒烏龍茶などこのポリフェノールの効能を謳った商品が多く存在します。また量は少ないもののカテキン、タンニン、カフェイン(日本では商品による)なども含まれており、抗酸化作用や利尿作用などがあると思われます。


●凍頂烏龍茶

凍頂烏龍茶(トウチョウ・ウーロンチャ)は台湾発祥の烏龍茶の一種です。元々は19世紀に中国から伝えられた茶の苗を凍頂山に持ち込み、そこで最初に栽培されたのが名前の由来となっており、独自に発展・ブランド化する事で現在に至っています。烏龍茶との違いは、凍頂烏龍茶は緑茶のような緑あるいは黄色がかった色をしていて味も緑茶に近いという点と、メチル化カテキン(EGCG)が豊富に含まれているという点です。メチル化カテキンには前述したように抗炎症・抗アレルギー作用があると言われています。また量は少ないもののタンニンやカフェイン(日本では商品による)も含まれているとされ、抗酸化作用や利尿作用などがあると思われます。尚、EGCGはサプリメントも存在します。

飲料として利用する場合、花粉の飛来が予想される少し前の時期、あるいは乾燥が続くと予想される少し前の時期において、毎食後あるいは運動後のタイミングで摂取するのが適していると思われます。



●抹茶

抹茶(マッチャ)は、茶葉を摘むまでの20日以上の間日光から遮断し、その生葉を蒸して揉まず乾燥させた碾茶(テンチャ)を、更に粉末状にしたお茶の一種です。中国発祥とされ、日本には鎌倉時代に伝わったと言われています。大きな特徴としては粉末状になっているため、茶葉に含まれるほぼ全ての成分を無駄なく摂取する事ができるという点です。特に抹茶はビタミン(ビタミンCなど)、ミネラル(カリウムなど)、食物繊維などが豊富に含まれていて全体的な栄養価は高い(そうは言ってもこれだけでは不足する)上、旨味の元になるテアニンと苦味の元になるカフェインが豊富に含まれており、味や香りも強くなっています。その内、カフェインの量は玉露と同等で、非常に多く含まれていると言われています。そのため過剰摂取のリスクがあります。

一方、通常の緑茶と同じように渋みの元になるカテキンも含まれていますが、日光を遮断する事でその含有量は少なくなるため、緑茶特有の渋味は抑えられます。強い旨味と苦味が他の糖類の甘味を引き出す事ができる事から、現在ではお菓子など様々な加工食品に利用されます。また粉末状のため、そのままの状態で他の飲み物(牛乳、お湯、コーヒー、ココア、アルコール他)に入れてすぐ飲む事ができたり、食べ物(チョコレート、アイスクリーム、ヨーグルト他)にかけてすぐ食べる事ができます。食べたり飲んだりする際に手間がかからないという点は他のお茶類にはないメリットです。


●玉露

玉露(ギョクロ)も茶葉を摘む前に最低2週間程度日光から遮断します。抹茶と大きく異なるのは茶葉の品種と日光から遮断する期間で、その手間と品質管理の難しさから高級茶として知られています。粉末状の抹茶と比べるとビタミンやミネラルなど全体的な栄養価は負けますが、玉露もカリウム(抹茶と同等)、テアニン、カフェインが豊富に含まれており、味や香りが強いのが大きな特徴です。その内、苦味の元となるカフェインの量は抹茶と同等程度であり、全ての食品の中でもトップクラスの含有量を誇っています。そのためやはり過剰摂取のリスクがあります。

通常の緑茶と同じようにカテキンも含みますが、やはり日光を遮断する事で含有量は少なくなるため、緑茶特有の渋味は抑えられます。一方で高い温度では渋味や苦味をもたらす成分が多く溶け出してしまい、玉露本来の味や香りを楽しむ事ができなくなると言われています。玉露では60度程度の低温のお湯でじっくり時間をかけて溶け出させる必要があり、そうする事で本来の甘味や香りを引き出す事ができます。手間はかかりますが、飲む価値の高い飲み物と言えるでしょう。