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2018年3月3日土曜日

「食品集23」健康茶・ハーブティーに関するQ&Aその2

この記事では様々な薬効があるとされている健康茶やハーブティー類を紹介し、その効果・疑問点・利用法等について超簡単にまとめています。相変わらず長文ですがご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2018/3/3)


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★健康茶・ハーブティー類一覧

※細かな注意点については以下の過去記事を参照の事。他の記事に関しては上にある「全記事一覧」からご覧下さい。
・『「食品集15」少し?な栄養素・サプリメント・ハーブ等のQ&A1
・『「食品集22」健康茶・ハーブティーに関するQ&Aその1
・『「食品集10」いわゆるスーパーフードに関するQ&Aその1
・『「食品集8」ナッツ類に関するQ&Aその1
・『「食品集1」野菜類に関するQ&Aその1
・『「食品集5」果物類に関するQ&Aその1
・『「健康に良い」とされる栄養素の一覧(適当まとめ)


●マテ茶

マテ茶はモチノキ科モチノキ属の植物であるイェルバ・マテの葉や小枝を利用したお茶類の一種です。お茶と聞くと中国や我々の日本をイメージしますが、マテの原産及びマテ茶の発祥はアルゼンチン、チリ、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルなどの南米で、古くから飲み物として楽しまれてきたと言われています。発祥の具体的な場所についてはよく分かっていませんが、少なくとも先住民族が自生するマテを飲み物として利用したのが最初ではないかと考えられています。ちなみにマテ茶には葉や小枝を乾燥・熟成させたものを利用するグリーンマテ茶、乾燥・熟成させたものを更に焙煎して利用するローストマテ茶があります。

マテ茶はマテの葉や小枝を乾燥させてからコップなどの容器に入れ、そこに70度~80度程度に熱したお湯を注ぎ、専用のストローで飲むというのが伝統的な飲み方です。マテの葉や小枝はビタミン(ビタミンK、葉酸、ビタミンB1など)、ミネラル(カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄など)、食物繊維などが豊富に含まれているとされており、滲み出した液体にも多くの成分が溶け出ているものと思われます。また専用のストローの先端には細かな穴が空いており、そこから細かな葉や小枝の破片も一緒に吸引します。そのため効率良く栄養を補給する事ができ、現地の人にとって重要な栄養補給源となっています。その他、苦味の元になるカフェイン(コーヒーほど含有量は高くないとされる)やテオブロミンなどのポリフェノール類も豊富に含まれているとされており、本来のマテ茶には苦味があります。このため現地の人でもハチミツなどを混ぜて飲むという方法が一般的に好まれています。

注意点としては高温のマテ茶をそのままストローで飲もうとすると、高温の液体がそのまま喉に直撃し、喉や食道の粘膜にダメージを与えてしまう事があるという事です。一説にはその飲み方が咽頭癌や食道癌などの発癌性に繋がっている可能性が指摘されています。本来の味を楽しむには前述のような飲み方が必要(ペットボトルの市販品は飲みやすく加工されていて本来の味ではない)ですが、ストローで飲む場合には必ず口の中で味わってから飲み込むようにしたり、あらかじめマテ茶を冷やしてから飲むと良いでしょう。あるいは完全な粉末状にしてしまうのも良いかもしれません。


●桑の葉茶

桑の葉茶はクワ科クワ属の植物である桑(クワ)の葉を利用したお茶類の一種です。クワと聞くと果実のマルベリーが有名で、果実酒やジャムの他、グラノーラやケーキなど様々なお菓子にも利用されていますが、実は葉も日本人にとって非常に馴染み深いもので、特に絹繊維の元になる「蚕」の餌に使われています。また桑(ログワ)の樹皮は桑白皮と呼ばれ、抗炎症、利尿、咳止めなどの薬として古くから利用されてきたと言われています。

桑の葉には1-デオキシノジリマイシン(以下DNJ)という糖(イミノ糖)の一種が含まれています。このDNJはブドウ糖に似た構造をしており、小腸において糖を分解する酵素にブドウ糖よりも先に結合する事で、その働きを阻害すると言われています。これによって糖の消化・分解及びその吸収量が抑えられ、血糖値の急激な上昇を抑える作用があると言われています。この他、ビタミンB1、葉酸、ビタミンK、カロテノイド類、フラボノイド類などを含むという情報があります。

ただし桑の葉茶を「DNJの摂取」を目的に利用する場合には粉末状にしてしまうか、それだけを抽出したサプリメントがあるのでそちらを利用すると良いでしょう。飲むタイミングとしては食事の前または後、桑の葉エキスの場合の量としては1日に多くて1.5g程度が適していると思われます。尚、大量に摂取すると低血糖状態になる事があります。糖はエネルギーとして必要なものなので、むしろ糖を吸収させたい場合、例えば肉体的・精神的な疲労を感じている時や、激しい運動を行う習慣がある場合には、DNJは必要のないものです。


●柿の葉茶

柿の葉茶は柿の葉を利用したお茶類の一種です。柿の果実はビタミンCが豊富に含まれている事で知られていますが、葉にもビタミンC及び天然のビタミンC誘導体(プロビタミンC)が含まれていると言われています。ビタミンCはコラーゲン合成やメラニン抑制に必要な他、強い抗酸化作用がある事で知られていますが、酸化しやすい・水に溶けやすい・熱やストレスに弱いという欠点があり、失われやすいビタミンの一つです。柿の葉に含まれるビタミンCは通常のビタミンCよりも吸収効率が良いとされ、その効果も高いと言われています。他、葉にはビタミンK、葉酸、カロテノイド類、フラボノイド類などを含むという情報があります。

ただし煮出す際に高い温度のお湯を使ってしまうと、せっかくのビタミンCが熱で失われてしまいます。柿の葉茶を飲む際には低温のお湯で、時間をかけて煮出すようにしましょう。より効率良く摂取したい場合には粉末タイプのものがあるのでそれを利用するか、葉を利用する場合は乾燥させた葉をミキサーにかけて粉末状にし、それを溶かして飲むのがベターだと思われます。溶かす際には他の飲み物(オススメは蛋白質を豊富に含む飲料:豆乳やプロテインなど)を混ぜて飲みやすくするのも良いでしょう。尚、柿の葉は天ぷらなどにも利用されますが、油で揚げるとビタミンCは失われてしまいます。損失が気になるのであれば、より効率良く吸収されるサプリメントの脂溶性ビタミンCを利用するのも手です。



●タンポポ茶・タンポポコーヒー

タンポポ茶はキク科タンポポ属の植物であるセイヨウタンポポの葉を利用したお茶類の一種です。葉はそのままサラダに利用される事がある他、花弁がタンポポワインとして利用されたり、根は乾燥・焙煎させてタンポポコーヒーとして利用されます。尚、葉だけを利用するもの、根だけを利用するものがある他、茎、葉、根の全てを利用するものもあるため、必ずしもタンポポ茶とタンポポコーヒーが区別されている訳ではありません。製法や成分は異なりますが、同じように扱っても特に問題ないでしょう。ちなみにタンポポは普通に道端などに咲いていて日本人にとっても非常に身近な花の一つなのですが、セイヨウタンポポはその名の通りヨーロッパ原産で、侵略的な外来種の一つと言われています。特に日本原産のタンポポ(カントウタンポポなど)との交雑が問題になっています。

タンポポの葉にはカロテノイド類(ルテイン等)、ビタミンC、カリウム、鉄分など、根には食物繊維(ペクチンやイヌリン等)、コリン、カリウム、クロロゲン酸などが含まれているという情報があり、どちらもカリウムが豊富と言われています。特にタンポポ茶及びタンポポコーヒーには、体内のカリウム量を維持する事によって水分代謝を改善し、それによる自然な利尿作用があるとされている他、原理は不明ですが、脂肪の分解に関わる酵素の働きを活性化させる作用や肝臓の機能を補助する作用などがあるとも言われています。

飲料として利用する場合の摂取方法は毎食時にコップ1~2杯程度で十分だと思われます。またタンポポの葉や根から抽出されたエキスがサプリメント化されており、それを利用する事もできます。その場合も毎食後に摂取、量としては1回500mg程度で十分だと思われます。危険な副作用もなく、比較的安全だと思われますが、多飲するとトイレの回数が増える事があります。また夏場で気温の高い時期や激しい運動を行って大量に汗をかいた後、あるいは半身浴をした後に飲むと、人によっては脱水症状を引き起こしたり、熱中症になりやすくなる事があります。目的に応じて利用し、常用は避けた方が良いかもしれません。尚、道端に生えているセイヨウタンポポ(日本原産のタンポポではない)は汚染が懸念されるため、自家栽培でなければ避けた方が無難でしょう。


●バナバ茶

バナバ茶はミソハギ科サルスベリ属の植物であるバナバの葉を利用したお茶類の一種です。東南アジア~オーストラリアにかけての熱帯地域が原産とされ、フィリピンでは日常的に存在する植物の一つです。バナバの葉にはミネラル(カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなど)や食物繊維が豊富に含まれているという情報があります。また細胞内への糖の取り込みを促すとされるコロソリン酸(コロソール酸)を含むとされており、これにより血糖値の急激な上昇を抑える作用があると言われている他、原理は不明ですが、抗酸化作用や利尿作用があるとも言われています。

飲料として利用する場合のタイミングとしては毎食時や運動後、あるいは肉体的な激しい疲労を感じた時に糖と一緒に摂取するのが適していると思われます。また葉から抽出されたエキスやコロソリン酸がサプリメント化されており、それを利用する事もできます。コロソリン酸の場合、量としては1回数mg~10mg程度で十分だと思われます。危険な副作用はないとされていますが、過剰摂取により低血糖状態になる事が考えられます。またお茶として利用する場合、効果としては強くないと思われますが、前述のように利尿作用があると言われているため、人によってはトイレの回数が増える事もあるようです。目的に応じて利用しましょう。


●ネトル茶

ネトル茶はイラクサ科イラクサ属の植物であるセイヨウイラクサの葉などを利用したお茶類の一種です。そのように葉をお茶として利用する事がある他、全草に薬効があるとされており、茎や根を一緒にピューレ状にしたものが薬膳料理に利用される事があります。ヨーロッパや北米が原産とされる他、日本でも全国に自生している種(セイヨウイラクサとは近縁種)があります。

ネトル茶には抗炎症作用・抗アレルギー作用があると言われています。体内に異物(抗原)が入ってくると免疫細胞から抗体(免疫グロブリンE)が作られ、マスト細胞へ結合、その状態で抗体が抗原と結合するとマスト細胞内に貯蔵されていたヒスタミンが放出され、炎症・アレルギー反応が促進します。ネトル茶はこの反応を抑える作用があるとされており、俗に花粉症などのアレルギー性鼻炎の他、泌尿器系の疾患に効果があると言われています。詳しい原理は分かっていませんが、おそらくヒスタミンが含まれる事でヒスタミンが十分な状態にし、抗体の生成を抑制しているるものと思われます。この他、葉にはミネラル(カルシウム、鉄、カリウム)、カロテノイド類(ルテイン、ゼアキサンチン、βカロテン等)、ビタミンK、食物繊維などが豊富に含まれているという情報があります。

飲料として利用する場合、花粉の飛来が予想される少し前の時期、あるいは乾燥が続くと予想される少し前の時期において、毎食時に飲むのが適していると思われます。また葉から抽出されたエキスがサプリメント化されており、それを利用する事もできます。特に上限は決まっていませんが、用法用量を守って飲むようにしましょう。尚、危険な副作用はないと言われていますが、イラクサの茎や葉の表面には毛のような細かいトゲがあり、それに直接触れると蕁麻疹のように皮膚が爛れる事があります。また稀にですが、ネトル茶及びその抽出エキスを利用する事でも、そのような症状が出る事があるという報告もあります。



●クマザサ茶

クマザサ茶はイネ科タケ亜科ササ属の植物であるクマザサの葉を利用したお茶類の一種です。同じタケ亜科にはいわゆる「竹」がありますが、笹も竹と同じように地下茎を横へ伸ばし、周囲に集中して生えます。また笹も竹も茎が成長した後には木のように硬くなりますが、竹では成長後覆っていた鞘が取れ、笹は鞘が取れずにそのまま成長すると言われています。背の高さは全体として笹の方が小さいものが多いようですが、これは種により異なり、笹よりも小さな竹、あるいは竹よりも大きく成長する笹が存在します。葉の形も似た種が多いため、見た目では区別できない事もあるそうです。

クマザサの葉では抽出されたエキスの事をAHSS(Absolutely:活性 Hemicellulose:他糖蛋白質 Sound:心身の健康 Senanenis sasa:クマザサ)と呼んでいます。AHSSには糖(多糖類のアラビノキシラン:アラビノースとキシロースが結合、バンフォリン?、他にも様々な多糖類、食物繊維が含まれる)、蛋白質及びアミノ酸類、ビタミン類(ビタミンK、葉酸、ビオチンなど)、ミネラル類(カリウム、鉄、カルシウムなど)、リグニン、フラボノイド類などが含まれているという情報があり、原理は不明ですが、AHSSには抗酸化作用、抗糖化作用、抗菌作用、抗炎症作用、免疫機能を高める作用、血糖値の上昇を抑える作用などがあると言われています。この内では特に糖化反応産物の生成を抑制する作用があるという研究結果があるようです。

飲料として利用する場合には毎食時に飲むのが適していると思われます。また葉から抽出されたエキスがサプリメント化されており、それを利用する事もできます。特に上限は決まっておらず、用法用量を守って飲むようにしましょう。また副作用も現時点では確認されておらず、比較的安全だと思われますが、具体的にどの成分がどのような効果をもたらしているか分かっていない部分が多く、過度な期待は禁物だと思います。


●バタフライピー・ティー

バタフライピー・ティーはマメ科マメ亜科チョウマメ属の植物であるClitoria ternateaの花や葉を利用したお茶類の一種です。日本では蝶豆及び蝶豆茶と呼ばれています。原産はインドやタイなどの東南アジアとされ、基本的には色鮮やかな青~紫色の他、品種によっては白色や橙色など様々な色の花が咲き、その後インゲン豆のような種がなります。完全に熟する前であれば豆も食用にできますが、ハーブとして利用されるのは主に花です。その他、根が便秘薬(下剤のようなもの?)として利用される事があるそうです。

花にはその鮮やかな色素の元になるポリフェノール類が豊富に含まれており、抗酸化作用があると言われています。実際に乾燥させた花から煮出した液体は色鮮やかな青~紫色をしている事から、少なくともアントシアニンなどのポリフェノール類は含まれている事が分かります。ただしポリフェノール類はその含有量が高いほど苦味や渋味の元になる事が多く、高濃度ほど癖が強くなります。このためタイなどでは他の飲み物や砂糖などと混ぜて飲む事が多いのですが、この時に酸性やアルカリ性の液体を混ぜる事で色を変化させる事ができる(炭酸を混ぜるとピンク色になる)ため、見た目を楽しむ事ができます。

飲料として利用する場合には毎食時に飲むのが適していると思われます。副作用は現時点では確認されておらず、比較的安全だと思われますが、ポリフェノール類の中には過剰摂取によって臓器に負担がかかるとされるものもあります。特にバタフライピー・ティーでは具体的にどの成分がどのような効果をもたらしているか分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物だと思います。


●ルイボスティー

ルイボスティーはマメ科マメ亜科Aspalathus属の植物であるルイボスの葉を利用したお茶類の一種です。ルイボスは南アフリカ原産で、ケープタウン北部に位置するCederberg山脈の一帯に自生しているとされますが、世界的に見てもその場所にしか自生していないと言われています。これは現地が寒暖差が30度以上存在する非常に厳しい環境だからで、ルイボスはその環境を好むため、それ以外の場所では上手く育たないそうです。そんなルイボスの葉は先住民族の間で古くから薬草として利用されてきたとされ、ヨーロッパ人の入植をきっかけに他の大陸へと広まっていったと言われています。

ルイボスティーは乾燥させた葉を利用します。煮出した液体は紅茶のように赤く、仄かな甘みがあり、現地人の間ではそのままでも飲まれている他、牛・ヤギのミルクや砂糖などを混ぜて飲む事があるようです。また蒸留酒などに混ぜてリキュールとして楽しまれる事もあるそうです。ヨーロッパではレッドブッシュティーなどとして知られている他、現在日本でも商品化されたものがあります。

葉にはケルセチンなどのフラボノイド類が豊富に含まれているという情報があり、活性酸素を発生させる酵素(キサンチンオキシダーゼ)の働きを抑制する作用があると言われています。これにより抗酸化作用があるとされている他、この酵素はプリン体を尿酸へ変換する役割があるため、変換される尿酸の量を減らす作用があると言われています。またマメ科である事からビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていると思われます。

飲料として利用する場合には毎食時に飲むのが適していると思われます。比較的安全だと思われますが、フラボノイド類のビテキシンにはヨウ素の吸収を阻害する作用があると言われており、ルイボスティーを利用する事でヨウ素が不足する事があるようです。日本人は海藻類、魚、甲殻類など海産物を食べる習慣がある民族であり、ヨウ素はめったに不足しません。しかし現代人では食べる習慣がない人も多く、そのような食習慣ではヨウ素が不足して甲状腺の機能が低下する可能性があります。念のため常用は避けた方が良いかもしれません。また有効とされる成分についても、具体的にどの成分がどのような効果をもたらしているか分かっていない部分が多く、過度な期待は禁物だと思います。



●バンラン茶

バンラン茶(板藍茶)はアブラナ科タイセイ属の植物であるホソバタイセイの根を利用したお茶類の一種です。南ヨーロッパ~西アジアが原産とされ、葉や茎から抽出された染料は古くから利用されてきた他、肌に塗る事で止血薬として利用されてきたと言われています。日本においては藍染の原料としても知られています。尚、お茶類では主に葉を利用する事が多いのですが、バンラン茶ではホソバタイセイの根を乾燥させて粉末状にし、それをお湯などに溶かして利用します。根は板藍根として漢方の材料にも使われており、風邪薬やうがい薬などとして利用されている事から、バンラン茶はそれを手軽に摂取する目的があるようです。

ホソバタイセイはアブラナ科の植物であり、他のアブラナ科の植物同じように辛味成分であるグルコシノレート(カラシ配糖体)が含まれていると思われます。グルコシノレートは摩り下ろすなど物理的な刺激によって活性化される酵素ミロシナーゼの働きにより、加水分解される事で辛味をもたらします。また体内で代謝されるとDIM(ジインドリルメタン)になるとされ、これには性ホルモンの分泌バランスを整える作用や、異常な細胞の分裂を抑制し、正常な細胞分裂を促す作用、抗菌作用、抗炎症作用があるとされています。またその他にアルカロイド類、カリウム、食物繊維などを含むという情報があります。ただしいずれの成分も含有量は定かではありません。

飲料として利用する場合には毎食時、あるいは運動前後に飲むのが適していると思われます。副作用は現時点では特に確認されておらず、比較的安全だと思われますが、バンラン茶では具体的にどの成分がどのような効果をもたらしているか分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物だと思います。尚、前述したDIMはそれだけを抽出したサプリメントがあるため、それを利用するのも一つの手です。


●杜仲茶

杜仲茶はトチュウ科トチュウ属の植物であるトチュウ(杜仲)の葉を利用したお茶類の一種です。数千万年前には多くの地域で自生していたと言われていますが、現在は中国に現存するのみで、トチュウ科トチュウ属の植物はこのトチュウの一種だけという珍しい植物です。尚、中国では樹皮が古くから杜仲として漢方の材料に利用されており、鎮痛作用、抗ストレス作用、血圧を抑える作用、滋養強壮作用等があると言われています。

杜仲茶にも血圧を抑える作用や抗ストレス作用があると言われています。これは葉に含まれるゲニポシド酸が副交感神経の末梢にあるムスカリン受容体へ作用し、血管にある平滑筋を弛緩させる事で得られると考えられています。この他、ゲニポシド酸はインスリンの作用を高める事で血糖値を抑える作用もあると言われています。

また杜仲茶にはアスペルロシドという成分が含まれていると言われています。このアスペルロシドは肝臓内でコレステロール・グリシン・タウリン等から作られる胆汁酸の分泌を促す作用があるとされており、それを含む胆汁を小腸へ送って脂肪の消化・吸収を補助すると言われています。この他、ミネラルを豊富に含むという情報があり、原理は不明ですが、抗酸化作用、肝臓の機能を補助する作用、性ホルモンの分泌バランスを整える作用などがあると言われています。

飲料として利用する場合には毎食時に飲むのが適していると思われます。副作用は現時点では特に確認されておらず、比較的安全だと思われますが、杜仲茶では具体的にどの成分がどのような効果をもたらしているか分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物だと思います。