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2018年3月22日木曜日

そもそもどうしてお寿司にはワサビが入ってるの?

ワサビ特有の辛味や匂いは「アリルイソチアシアネート」という成分によるもので、これには強い抗酸化作用や抗菌作用があると言われています。現在ではワサビがなくても生の食材を安全に食べる事ができます。しかし生の食材に関する調理法や加工法、及びその保存法が確立されていなかった時代では生魚が腐りやすく、鮮度や味を保つのが大変でした。ワサビはその時代、生魚を少しでも長持ちさせるために重宝したのです。

更にワサビにはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどいった消化酵素が含まれており、特に糖の一種であるデンプンの消化を補助する効果があると言われています。酵素は一般的に熱に弱く、加熱調理によって失われてしまいますが、お寿司は生で食すのでその効果を得られます。つまりワサビはお寿司とピッタリと言えると思います。

ちなみにワサビは日本原産の野菜で、古くは飛鳥時代から利用されてきた記録が残っています。これが一般の人の間にも広く認知されたのは蕎麦や寿司が広まった江戸時代と言われています。