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2018年4月13日金曜日

「豆知識集24」ドーパミンとノルアドレナリン

この記事では特にドーパミンとノルアドレナリンという2つのホルモンについて扱っています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/4/29、最終更新日時:2018/4/13)


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★ドーパミンについて

●ドーパミンとは?

「ドーパミン」はいわゆる「幸福感」を司るホルモンの一つと言われています。例えばオリンピックで金メダルを取る事が決まった瞬間を考えてみます。そのように何か大きな目標に向かって長期間に渡って努力を積み重ね、その成果を見せるような特定の場面で一定時間極めて集中し、その結果として自分が目標としていた事を成し遂げたとします。その成し遂げた瞬間にはドーパミンが大量に分泌され、それによって一時的にではありますが、非常に大きな幸福感・達成感を得る事ができると言われています。

●ドーパミンを分泌させる行動への依存

ドーパミンは普段はセロトニンとメラトニンによってその分泌をコントロールしています。しかしそのようにあまりの大きな喜びでドーパミンが過剰に要求されると、セロトニンやメラトニンではコントロールする事ができないほど振りきれてしまう事があります。これはドーパミンの分泌が普段から正常な人であっても起こる事であり、自分の中で「これを達成するために努力してきた」というような大きな目標を達成すれば、自分ではコントロールする事ができないほど大量のドーパミンが一時的に分泌される事は十分にあり得ます。

しかし「ドーパミンが大量に分泌された時の幸福感」は大きければ大きいほどその後の落差も大きくなるため、「日常的なドーパミンの分泌量」に物足りなさを感じる事があります。何故なら、幸福感を得られたその時の場面が強く記憶に残っており、「再びその場面に遭遇する事ができれば大きな幸福感を得られる」という事を知ってしまっているからです。そのため、何らかの理由でその大きな幸福感が得られないような環境に置かれた時、人によっては「それ以外のドーパミンが分泌される行動」を強く求めるようになり、それに対して強く依存してしまうという事があります。

例えば今までスポーツをバリバリ行っていた人が、怪我など様々な理由でそのスポーツを続ける事ができなくなったとします。すると今までスポーツをする事によって分泌されていたドーパミンが分泌されなくなり、今まで得られていた幸福感や達成感が得られなくなるため、普段のドーパミンの分泌量に物足りなさを感じます。その落差が大きければ大きいほど「ドーパミンが一度に大量分泌されるような別の行動」を強く求めるようになり、その行動に対して強く依存するようになります。

その依存となる代表的な例が「ギャンブル」や「食事」ですね。ギャンブルの例では「負け」というリスクから開放された際にドーパミンが大量分泌され、それによって一時的に大きな幸福感を得る事ができますから、その「短くて大きい幸福感」に対して強く依存してしまう訳です。特にギャンブルはスポーツとは違って「努力で実力を積み重ね、自分の力で勝利の可能性を高める」事はできません。スポーツなら実力があれば100%勝つ事ができる試合もありますが、ギャンブルではそうはいかないのです。つまり結果として短時間の内に何度も勝ったり負けたりを繰り返す(実際には負けの方が多いが、勝った時の喜びが大きくなっているため、その勝ちを強く求め、止める事ができなくなる)事になり、それによってドーパミンの分泌頻度が異常に増え、ドーパミンはどんどん枯渇していきます。

●一度の大きな幸福よりも小さな幸福の積み重ね

少し前述しましたが、このドーパミンはセロトニンやメラトニンによる影響を受けています。そのためセロトニンやメラトニンの分泌リズムが崩れるような生活習慣を続けていると、その影響を受けてドーパミンの分泌も不安定になりやすくなります。そうしてドーパミンの分泌が不安定になると、そのように何かの目標を達成した時に得られる幸福感や達成感に対して「過剰な反応」をするようになっていきます。

例えばスポーツやゲームなどで何かの目標を達成した際、毎回毎回尋常ではないほど高いテンションで喜ぶ人を見た事はありませんか?最近では一般の人のゲーム実況(ライブ配信)が流行っており、そのような光景を目にする機会も増えた事でしょう。もちろんその全てが悪い訳ではありませんが、「元々セロトニンやメラトニンの分泌バランスが崩れている」場合、そのような大量分泌の頻度が異常に高くなるのです。オリンピックのように4年に一度という頻度であれば全く問題ないのですが、毎週あるいは毎日あのような大きな大会に参加していたら体はもちろん脳が疲れてしまいますよね。大きな喜びを得られた結果として健康を害してしまっては何の意味もありません。

重要なのは「ドーパミンが分泌されるような機会を適度に得る」という事です。ドーパミンは「大量分泌による大きな幸福感を与える」事だけが仕事ではありません。単純に「自分が好きな事をする」「好きな事を考える」という事でも分泌させる事ができ、特に記憶に関わる神経伝達をスムーズにする役割があると言われています。「何か特別な大きな事を成し遂げた時」に分泌されるドーパミンの量と比べれば劣りますが、その「小さな幸福感の積み重ね」はその人のやる気や自信に繋がり、あらゆる事に対してポジティブに行動する事ができる(ドーパミンはあらゆる「動機」になる)ようになります。また時間を忘れるほど何か楽しい事に熱中していれば、一時的にではありますが、嫌な事などストレスとなる事も忘れる事もでき、人生を謳歌する事ができると思います。

「好きな事」だからといって一つの行動に拘ったり、例えばギャンブルなどのように一度の喜び・快感が強過ぎる行動はできるだけ避けるべきです。小さな喜びや快感を継続的に得る事ができるよう「好きな事を分散」させるのが、ドーパミンの分泌バランスを整える大きなポイントとなります。ちなみにドーパミンは主に「フェニルアラニン」という必須アミノ酸を材料に作られています。よって必須アミノ酸のトリプトファンから作られるセロトニンと同じく、やはり食習慣の乱れもドーパミンの分泌バランスを崩す事に繋がります。




★ノルアドレナリンについて

●ノルアドレナリンとは?

人間はストレスを感じると、そのストレスから身を守ろうとする反応(防衛反応)が起こります。その一つが「ノルアドレナリンを分泌させる事」です。ノルアドレナリンが分泌されると、例えば判断力、集中力、五感などを研ぎ澄ませる効果があると言われています。これは脳の神経伝達をスムーズにする事で生存本能を呼び覚まし、一時的にでも大きなストレスに対峙しようとしているからと考えられています。そのためノルアドレナリンが分泌されると、不安、恐怖、怒りといった負の感情も強く現れるようになります。

●ノルアドレナリンとストレス耐性

ノルアドレナリンはそのようにストレスに関わるホルモンなので、その分泌量が極端に不足したり、あるいは不安定になったりすると、ストレスに対して過剰に反応するようになります。多くの人が平気だと感じる些細な事をストレスと感じたり、逆に多くの人がストレスと感じるような事が平気になったりするという事です。いわゆる「神経質」という言葉がまさにそうですね。

それによっては自分が平気だと思う事に対しては極端に活動的になり、自分が嫌悪感や恐怖心を抱く事(ノルアドレナリンの分泌によって増幅されている)に対しては、全力で避ける行動を取るようになっていきます。例えば「多くの視線を浴びながら何らかの恥をかく」という事は誰にとってもストレスとなる行動ですが、ノルアドレナリンが正常に分泌されていれば、そのストレスを受け止め、瞬時に対処する事ができるでしょう。しかしノルアドレナリンの分泌が不安定になると、そういった「過去に経験した恐怖やストレスなど」から逃げるようになり、常に何かに対して怯えながら行動するようになってしまいます。その恐怖は怒りへも繋がる事があり、突然感情を爆発させて怒ったりする事も多くなります。

●ノルアドレナリンとドーパミン

そんなノルアドレナリンはドーパミンによってその分泌が促され、セロトニンによってはその分泌を抑制されていると言われています。何故ストレスに関係するノルアドレナリンの分泌に、幸福感をもたらすドーパミンが必要なのかというと、単純にストレスを処理する最も効果的な方法が「幸福感を得る事」だからです。自分にとって「都合の良い事」と「都合の悪い事」は常に表裏一体であり、自分にとって都合の良い事だけに偏っても良くありません。程良いストレスがあるからこその幸せがあり、幸せがあるからこそ時にはストレスも必要なのです。

また、そのようにドーパミンが正常に分泌されるためにはセロトニンも必要であり、セロトニンが分泌されるためにはメラトニンも必要です。つまりノルアドレナリンを正常に分泌させるためには、セロトニンやメラトニンの分泌リズムを整える「規則的な睡眠習慣」が大前提となります。ストレスに睡眠習慣の乱れが大きく関係するのはこれがあるからです。更に、ノルアドレナリンは後述の「アドレナリン」というホルモンの分泌を促す働きもあります。つまり全て繋がっているのです。ちなみにノルアドレナリンもドーパミンもアドレナリンも、それを分泌するためには必須アミノ酸の「フェニルアラニン」などが必要です。



●ノルアドレナリンとアドレナリン

「アドレナリン」は副腎と呼ばれる腎臓の上にある小さな器官から分泌され、心身の興奮を司るホルモンとして一般的によく知られています。このアドレナリンはノルアドレナリンと同じようにストレスを受ける事により分泌が促されますが、ノルアドレナリンは主に「脳での反応(精神等)」が起こるのに対して、アドレナリンでは例えば血圧や心拍数、体温が上昇したり、呼吸が速くなったりするなど、主に「体での反応」が起こると言われています。それによって全身を活性化させ、ストレスに対峙しようとしているのです。ちなみにノルアドレナリンとアドレナリンそれぞれの役割自体にはそれほど違いはありません。

例えばスポーツの試合中に足を骨折するほどの大怪我をしても、全く痛みを感じずそのままプレーを続行する事ができる場合があります。これはアドレナリンの影響によって痛覚が麻痺しているからです。そのようにアドレナリンは自分が危機的な状況に陥った時に闘争本能の源になり、自分の身を守るような行動へ移る事ができます。それこそがアドレナリンの持つ役割です。

しかしそんなアドレナリンにもデメリットはあって、あまりに分泌量が多過ぎると、自分でも抑える事ができないほど心身が興奮状態になる事があります。興奮し過ぎると、例えば頭が真っ白になって何も考えられなくなったり、あまりの緊張で手の震えが止まらなくなったり、怒りや恐怖などの感情がコントロールできない状態になります。それは普段から規則正しい生活をしていて、ホルモンバランスが整っている人でも十分起こり得る事であり、ストレスに対して正常に反応している証拠とも言えますが、あまりに反応が強く出過ぎてしまうとそのようにコントロールを失ってしまうのです。

尚、そのような「アドレナリンが大量に分泌されるようなストレス」は、経験を重ねる事で克服する事ができます。以前はアドレナリンの分泌がコントロールできなかった場面でも、その場面を何度も経験する事で、次第にコントロールする事ができるようになっていきます。いわゆる「慣れ」ですね。ただしその「慣れ」には個人差が大きく、すぐに慣れてしまう人もいれば、慣れるのに非常に時間がかかる人もおり、あるいは何度経験しても全く慣れないという人もいます。何故なら、アドレナリンによる反応はあくまで「ストレスに対する防御」であって、「ストレスを受けた」という事実をなかった事にする事はできない(単純に本人の受け取り方・感じ方もあるため)からです。ストレスに対しては自分のペースで克服していく事が重要です。他人・周囲によってそのペースを乱されるような事はあってはなりません。

●ノルアドレナリンとアセチルコリン・エンドルフィン

ノルアドレナリンやアドレナリンは交感神経に対して主に作用するホルモンとされています。しかし自律神経は交感神経と副交感神経がお互いにバランスを取り合う事で成り立っており、交感神経だけが、あるいは副交感神経だけが興奮してしまうと、自律神経全体のバランスが大きく崩れてしまいます。

そこで、ノルアドレナリンやアドレナリンが分泌されて交感神経が興奮状態になった時には、副交感神経から分泌されるアセチルコリンというホルモンがそのバランスを取ろうとします。すなわち「ストレス→交感神経の興奮→ノルアドレナリンとアドレナリンの分泌→アセチルコリンの分泌→副交感神経の興奮→交感神経の興奮を抑える」という流れです。ちなみにアセチルコリンは運動神経の末端からも分泌されており、筋肉へ電気信号を送るために必要なホルモンです。

また前述のようにノルアドレナリンやアドレナリンはストレスをきっかけにして分泌されるホルモンですが、そのストレスを鎮めるホルモンとして「エンドルフィン」があります。このエンドルフィンは人間としての欲や個人の持つ欲(食欲、睡眠欲、性欲、物欲、運動浴等)が解消された時に分泌されるとされており、その時に大きな快感をもたらし、またそれよりも更に大きな快感を求めるようになる(その行動においての冷静さ、集中力、判断力が向上する)と言われています。その効果から脳内麻薬とも呼ばれており、それによってストレスを抑える事ができれば、ノルアドレナリンやアドレナリンの過剰分泌を抑える事が可能になります。