
一般的に野菜類にはそのカリウムが豊富に含まれていますが、その中でも特に水野菜は水分も豊富に含んでいるため、その相互作用によって強い利尿作用があると言われています。よく知られている野菜では、例えばスイカ、ナス、トマト、キュウリなどが挙げられますね。これらを大量に食べると尿の量が増え、体温が下がりやすくなる事があります。おそらくこれが「○○を食べると体が冷える」事の原理でしょう。人によっては下痢をしてしまう場合もあるかもしれません。
尚、その作用はナトリウムを一緒に摂取する事でバランスを取る事ができるため、少し塩味をつけると良いと思われます。塩分と聞くと悪いイメージしかありませんが、ナトリウムは冬のような気温の低い時期では血圧・体温を保つための機能をサポートする事ができます。そもそもナトリウムはカリウムと共に、体温調節や筋肉の収縮などになくてはならないミネラルなので、過度な制限は健康を害するだけです。カリウムだけを意識的に摂取するのではなく、またナトリウムだけを過度に制限するのでもなく、そのバランスを考えましょう。