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2020年3月18日水曜日

アーモンドの健康効果は本当か?

アーモンドは種実類(ナッツ類)の一種です。全体的な栄養価が高く、蛋白質、脂肪、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅などの栄養素が、いずれも豊富に含まれています。特にこれらの中では脂肪、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、マグネシウムに秀でています。ビタミンB2は脂肪の代謝を補助、ビタミンEは強い抗酸化作用、カリウムは水分代謝とナトリウム排出、マグネシウムは骨の形成・代謝補助・神経伝達などに関与しています。アーモンドでよく言われる健康効果の多くは、おそらくそれらによるものと思われます。

一方、それだけ栄養価の高いアーモンドも欠点はたくさんあります。まずビタミンB2以外のビタミンB群の含まれる量が少ないという事です。またビタミンA、ビタミンC、ビタミンKも少ないため、意外にもビタミン全体の栄養価はそれほど高くありません。そしてアーモンドではカルシウムも欠けています。そのように豊富ではあるのですが、元々のカルシウムの必要量が多いため、アーモンドでは不足してしまいます。更にアーモンドは鉄も豊富ですが、そのままでは吸収率が悪い非ヘム鉄であるため、ビタミンCと一緒に摂取する必要があります。その他、アーモンドは脂肪が豊富です。不飽和脂肪酸の割合が高いとは言え、高カロリーのため、人によってはカロリーオーバーしてしまいます。尚、アーモンドに含まれているとされるポリフェノールは微量です。

このようにアーモンド=健康と考え、アーモンドに固執する事では、逆に健康を害してしまう可能性もあります。そのメリットとデメリットをよく理解して利用するべきでしょう。