激しい運動を行った次の日やその次の日には、特有の痛みを伴う、いわゆる「筋肉痛」が起こる事があります。しかし筋肉痛は、実は運動中に生成された物質が神経を刺激する事によって起こっているものであり、実は炎症そのものは殆ど起こっていないと言われています。
そもそも筋トレは「筋肉の細胞を傷つける事で筋肉が大きくなる」のではなく、「筋肉にストレスを与える事で、身を守ろうとして筋肉が大きくなっている」のです。その証拠に、筋肉痛にならなくても、環境に適応するために、筋肉は大きくなっていく事ができます。もちろん大きな重量を扱う筋トレであれば、筋肉の細胞も少し傷つきますが、本当に微細なものであり、それは炎症を伴うような大きな損傷ではないのです。炎症を伴うような大きな損傷が起こっているとすれば、それは筋肉の細胞が裂けているなど、筋トレ効率どころか実施方法自体正しくありません。
ダイエット・食事・栄養・運動・筋トレ・睡眠・健康法など、世の中で当たり前とされている事の中でも、特に「間違って理解されている事」について管理人独自の視点でまとめています。