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2020年3月19日木曜日

アロエヨーグルトで便秘が良くなる?

ヨーグルトは糖質、蛋白質、脂肪、カルシウムなどを含んでいます。それぞれの栄養価は高くありませんが、ヨーグルトには乳酸菌が含まれており、その摂取源になります。乳酸菌は腸内細菌が食物繊維を分解する際に作られますが、それをヨーグルトで補う事で、腸内環境を改善する補助になります。また一般的な乳酸菌は胃液などの消化液によって多くが失活されてしまいますが、そうして失活した乳酸菌にも、腸内細菌のバランスを調節する作用があると言われています。そのため最近では「生きたまま届く」という乳酸菌が発見・開発されていますが、そうでないヨーグルトの乳酸菌も「意味がない」訳ではありません。特にヨーグルトから供給された乳酸菌が、実際に腸内に定着して、それが増殖するかどうかはまた別の問題です。確かに乳酸菌は役に立つものですが、そこまで固執する必要はないと思います。

一方、アロエは糖質、蛋白質、脂肪、ビタミン、ミネラルといった、基本的な栄養素は殆ど含まれておらず、全体的な栄養価は非常に低いと言わざるを得ません。つまり「アロエヨーグルト」は栄養価の低い食品と言えるでしょう。それ以外だと消化酵素で分解できない多糖類、すなわちアロエは食物繊維が主になっています。この食物繊維に関しては腸内細菌の餌となる事で、腸内環境の改善に繋がる可能性はあると思います。ただしアロエに限らず、植物性の食品であれば食物繊維は摂取できます。またアロエは食物繊維が特別多いという訳でもないため、これがアロエの特徴と言えるかと言われると微妙です。

すなわち「アロエヨーグルトでなければならない」理由はありません。アロエヨーグルト以外でも腸内環境を改善する事は可能であり、またそもそも腸内環境には食習慣以外の様々な要素も関係しているため、アロエヨーグルトを食べたからと言って、すぐにそれが腸内環境改善に繋がるとは限りません。