2017年4月13日木曜日

「豆知識集4」食べ物・栄養素に関するQ&Aその1

この記事では『「食べ物と栄養素」に関するQandA』について私なりにまとめています。特に喉や目に良いとされる食べ物や栄養素、脂肪を多く含む食品・逆に少ない食品、元気・活力を高めるための食べ物や栄養素等について扱っています。
相変わらず長文ですがご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/4/13)


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Q.脂肪が多く含まれる食べ物と少ない食べ物を教えて!!

A.

脂肪を多く含む食品について

脂肪を多く含む食品は肉類、魚類、乳製品、卵類などの動物性の食品全般、食用油全般(ラー油、ゴマ油、オリーブオイル、サラダ油、パーム油等)、調味料(ピーナッツバター、各種ドレッシング、ソース、ケチャップ、バター、マーガリン、ラード、生クリーム、マヨネーズ等)全般が挙げられます。一方、植物性の食品ではナッツ全般に脂肪が多く含まれていてカロリーが高くなっています。また意外に思うかもしれませんが、大豆製品も植物性の食品の中では比較的脂肪を多く含んでいます。

その他具体例を挙げるとすれば、油を使った料理全般(フランクフルト、ウインナー、ベーコン、油揚げ、唐揚げ、ハンバーグ、コロッケ、天ぷら等)、お菓子類全般(アイス、チョコ、ケーキ、クッキー、ポップコーン、キャラメル、ドーナツ、ビスケット、スナック等)。意外な所では子どもが好きなカレーライスのルーやハヤシライシのルーにも多く含まれ、冷凍食品やインスタント食品など加工食品全般には脂肪が多く含まれています。

脂肪の少ない食品について

逆に脂肪の少ない食品は穀類、野菜類、果物類、キノコ類、海藻類等が挙げられます。ただし例外としてアボカドのように脂肪が多く含まれるものも中にはあります。

一方、脂肪を多く含む動物性の食品の中にも比較的脂肪が少ないものがあります。例えば魚類ではカワハギ、アンコウ(肝を除く)、スケトウダラ、カサゴ、キス、カツオ(春)、カレイ、ヒラメ、スズキ、シラス、ホッケ、トビウオ、キビナゴ、カンパチ等。貝類・甲殻類他ではタコ、イカ、アサリ、ハマグリ、シジミ、エビ、カニ、サザエ、ホタテ、カキ、ウニ等があります。

また肉類の中でも特にヒレ肉は最も結合組織・脂肪が少なく、タンパク質が豊富で肉質が非常に柔らかいという特徴があります。ただし欠点として1頭から取る事のできる量が少ないため非常に高価です。我々一般庶民が手軽に食べれるような代物ではないですね(笑) ちなみに脂肪が少ないのは次点でハツ・レバー・センマイ→モモ→胸→他の順です。その他、鶏肉はいずれも脂肪が少なく(皮除く)、特にササミは最も脂肪が少なく、ヒレ肉と比べて味は淡白ですが安価で蛋白質も豊富なので個人的にオススメです。




Q.健康に良い食べ物・栄養素を教えて!!

A.

●大豆イソフラボンについて

大豆製品に含まれる栄養素として有名なのが大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンのような働きをすると言われており、ホルモンバランスを整え、女性ホルモンの分泌を促すとされています。一般的に男性では男性ホルモンが、女性では女性ホルモンが分泌されるという認識があると思います。しかし実は男性でも女性ホルモンは分泌されており, 男性ホルモンに対して抑制的に働き、ホルモンバランスを安定化させるという重要な役割があります。男性は思春期以降になると男性ホルモンの分泌量が増えますが、過度なストレスや睡眠不足などが重なるとその分泌が不安定になる事があり、ニキビを悪化させたり、薄毛を進行させるなど様々な悪い症状が起こります。大豆イソフラボンは性ホルモンの分泌バランスが崩れる事によって起こるそのような症状を抑える事ができるのです。

ただし男性が大量に大豆イソフラボンを摂るといわゆる「女性化」といって、女性のように体に脂肪がつきやすくなったり、体毛(髪の毛以外)が薄くなったりする事があります。市販のサプリメントには大豆イソフラボンが大量に含まれているものもありますが、男性が「サプリメントを利用して大豆イソフラボンを摂る事」は全くオススメできません。ただし、普通に食事として納豆や豆腐などの大豆製品を食べる分には、大豆イソフラボンを摂り過ぎる事はないので全く心配する必要はありません。大豆製品を意識的に食べるようにしましょう。

一方、女性においては、女性ホルモンに「骨端線(成長期の子どもの骨に存在する骨を作る細胞が活発な軟骨組織)を閉鎖する働き」があります。女性は男性より身長の伸びが早くその伸びが止まるのも早いのですが、それはこれがあるからです。よって女性の場合も「思春期を迎えていない年齢で大量に大豆イソフラボンを摂る事」はあまりオススメできません。「美容に効果」があると言って摂り過ぎると逆効果になるだけしょう。

ただし女性も思春期を迎えた時点で性ホルモンの分泌を抑える事はできなくなります。そのため既に思春期を迎えている場合や思春期を終えている場合には、大豆イソフラボンを積極的に摂って女性ホルモンの分泌を促した方が良いでしょう。思春期は女性が大人の体になるための準備期間ですので、その期間に女性ホルモンが減少するという事は将来的なデメリットしかありません。特に女性は女性ホルモンの分泌によって体型が急激に変化しやすく、その見た目の変化に耐えきれずに無理な食事制限をしがちです。それにより「食習慣の乱れ→女性ホルモンの材料が不足→女性ホルモンの分泌量が減る→代謝が崩れる」あるいは「食習慣の乱れ→睡眠に必要なホルモンの材料も不足→睡眠習慣が乱れる→性ホルモンの分泌が不安定になる→代謝も崩れる」という事が起こるのです。大豆イソフラボンだけでは睡眠習慣の乱れを正す事はできませんが、性ホルモンの分泌バランスを整えるためのサポートにはなります。

尚、大豆イソフラボンには「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」を増やす働きがあるとされ、このCGRPには「成長ホルモン(IGF-1)」の分泌を促すを増やす働きがあると言われています。もちろんそれだけでは効果は微々たるものですが、そこへ辛味成分である「カプサイシン」が組み合わさる事で、その分泌を促進させる事ができるという話です。ちなみに「プエラリア(マメ科の根)」に含まれるイソフラボンは、一般的な大豆(無加工)に含まれる大豆イソフラボンの約40倍と言われています。サプリメントを利用する場合摂り過ぎには十分な注意が必要ですが、女性ホルモンの分泌量を増やしたい場合に候補の一つに入るかもしれません。

●α-GPCについて

α-GPC(読み方:アルファ・ジーピーシー、正式名:L-α-グリセリルホスホリルコリン)は脳などにある物質の一つで、「アルツハイマー型認知症に効果がある(記憶力などが向上する)」「身長を伸ばす作用がある」「肌荒れや怪我などが治りやすくなる」などという効果があると言われています。

まずα-GPCは脳内において「アセチルコリン」の前駆体になります。アセチルコリンは自律神経の副交感神経に対して主に作用する神経伝達物質の一つであり、記憶、集中、判断、筋肉の収縮などの際に使われています。要はα-GPCを摂る事でそれらがスムーズに機能するようになり、それによって記憶力の向上などの効果があるという事ですね。またα-GPCは身近な食べ物では「母乳」に多く含まれており、それを飲む子どもの成長ホルモンの分泌を促す効果があると言われています。それによって「身長を伸ばす作用がある」「肌荒れや怪我などが治りやすくなる」効果が期待されているのです。

我々がこれを利用するためには、例えば大豆製品や卵黄から抽出された「レスチン(レシチン)」やα-GPCの含まれたサプリメントを口から飲む事になります。ただし口から飲んで実際に効果があるのかは不明(大人では美容目的で注射を行う事が多い)です。

●ジオスゲニンについて

ジオスゲニンは植物ステロールの一種で、女性ホルモンの一つである「プロゲステロン」の元になると言われています。思春期前後になると女性では女性ホルモンが分泌されますが、ジオスゲニンを摂る事ができればその材料を補う事ができ、女性らしい体へ変化する事を促します。また女性ホルモンは脂肪の代謝にも深く関わっています。そのためホルモンバランスを整える事ができれば、全身にバランス良く脂肪が分散するようになり、体の一部分にだけ脂肪が偏る事が少なくなります。それによって胸にも適切に脂肪が集まり、バストアップ効果が期待できます。思春期以前からジオスゲニンを大量に摂る事は、早熟を招く危険がありますが、思春期を迎えた以降では美容目的であれば意識的に摂ると良いかもしれません。

一方、ジオスゲニンの分子の中には「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」と同じ構造があります。この「DHEA」には弱い男性ホルモンのような働きがあり、体内では男性ホルモン(テストステロン)にも女性ホルモン(エストラジオール)にも変化する事ができると言われています。よってジオスゲニンは女性ホルモンを増やすだけではなく、男性ホルモンも増やす事ができ、全体的な性ホルモンのバランスを整える効果が期待できます。前述のように女性にも男性ホルモンは必要ですし、男性でも女性ホルモンは必要です。要はそのバランスが心身の健康には必要であり、どちらが増え過ぎても減り過ぎても良くありません。ジオスゲニンを摂る事ができればそれが整うためのサポートになるでしょう。

その他、ジオスゲニンには脳の機能を正常に保つ効果があるとされ、アルツハイマー型認知症の改善にも効果があると言われています。もちろんそれは理論上の話であり、例えば脳に影響をもたらすためには1日10kg以上摂る必要があると言われていてとても現実的ではありません。しかし認知症は若い頃から少しずつ進行していくものであり、できるだけ早くからの対策が必要です。ジオスゲニンを摂り続けていけば将来的には予防に繋がるのかもしれません。

そんなジオスゲニンですが、食品では「ヤムイモ」に豊富に含まれています。ヤムイモは日本で言う「とろろ」などに使われている「山芋」の仲間です。日本ではヤムイモと同じ種類を購入するのは難しいですが、同じ山芋の仲間である「長芋(マグネシウムも豊富)」「自然薯」「捏芋」「ヤマイモ」などでしたら代用にする事ができます。特に日本で栽培されている山芋の中では「クーガイモ(トゲドコロ:沖縄原産)」という種類が最も「ジオスゲニン(クーガイモに含まれているのはジオスゲニンよりも強い効果を持つヤムスゲニン)」の含有量が高いそうです。ただしやはりサプリメントを利用する場合には過剰摂取には十分注意しましょう。

●ボロンについて

ボロンはいわゆる「ホウ素」の事であり、自然界では植物の細胞壁にたくさん存在する栄養素の一つです。その効果としては、カルシウムの排出抑制、女性ホルモンであるエストロゲンの活性化、ビタミンDの活性化などがあるとされており、それによって更年期障害の予防、骨粗鬆症の予防、バストアップなどに効果があると言われています。

ボロンを含む食品としては、例えばキャベツなどの野菜類全般、リンゴ・ナシ・ブドウ・モモなどの果実類全般、ヒジキ・コンブなどの海藻類全般、アーモンド・ピーナッツなどのナッツ類、その他レーズン、ハチミツ、寒天などにも含まれています。ただしそれぞれの含まれる量は多くなく、例えばボロンを含む事で知られるキャベツの場合でも「1日1玉以上」も食べなければならずとても現実的ではありません。またボロンは熱に弱いという性質もあるため、キャベツを生で食べなければならず、それを毎日続けるとなると精神的にもかなりしんどいです。よってもし利用したい場合にはサプリメント(1日5mg以上摂ると消化器系などに何らかの悪い症状が出ると言われているため、過剰摂取には十分な注意が必要)になるでしょう。

●プラセンタについて

プラセンタは「栄養素」を意味する言葉ではなく、直訳で「胎盤」という意味があります。もちろんその胎盤とは人間ではなく動物の胎盤の事であり、そこから抽出したエキスには必須アミノ酸など様々な栄養素が豊富に含まれていると言われています。よってそれを含んだサプリメントを利用すれば、不足しがちな必須アミノ酸などを補う事ができるでしょう。ただし必須アミノ酸自体は肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品などから普通に摂る事ができるため、バランスの良い食習慣をしていれば不足する事はまずありません。プラセンタは「美容に効果がある」「女性ホルモンが云々」としてよく話題になりますが、過度な期待は禁物です。

●マイタケについて

マイタケには多糖体の一種である「MD-フラクション」や「MX-フラクション」という栄養成分が含まれています。この内MD-フラクションは免疫反応に関係する細胞を活性化させる作用があると言われています。またMX-フラクションには中性脂肪や悪玉コレステロールの分解を促進させる効果があると言われています。尚、そのような反応が体内で起こるためには完全に近い高い順度での精製(マイタケに含まれるβ-グルカンより精製)が必要とされているため、食品から摂ってもあまり効果は期待できません。もし利用するのであれば高い純度で含むサプリメントのみになるでしょう。




Q.逆に健康に良くない食べ物・栄養素は?

A.

●お酒について

お酒に含まれるアルコールはそもそもほぼ全ての生物に対して毒性を有す栄養素です。そのためアルコールが体内に入ると優先的に処理され、その他の栄養素に対する処理が疎かになってしまう事があります。それは個人差が大きく、アルコールに生まれつき弱い人ではそれによる栄養不足が出やすくなります。またアルコールは神経系へ大きく作用すると言われています。特にアルコール処理能力の弱い人や成長期の人の脳はその影響を受けやすく、脳が萎縮して小さくなったり、記憶力、判断力、集中力の低下などが起こる事があります。

またその神経系への影響は「依存性」をもたらします。タバコに含まれるニコチンほどではありませんが、アルコールを摂取する事が一度習慣化すると自分では簡単には止められなくなります。その他では臓器の健全な成長や性機能の正常な発達も妨げますし、アルコール処理能力の低い人では、一度に大量のお酒を飲むと「急性アルコール中毒(最悪の場合死亡する)」になる事もあります。だからこそ未成年では飲む事が法律で禁止されているのです。もちろん大人の場合も妊娠中では胎児にも悪影響を与えますので絶対禁忌となります。

日本の社会はお酒と非常に密接な関わりがあり、例えば上司や先輩などの命令で無理やり飲まされたり、その場のノリで自ら大量に飲むという事がごく当たり前にあり得ますが、一度でもそのお酒を断ると人間関係が悪くなるというような状況が数多く存在します。特にスポーツ界では「体育会系特有の乗り」というのがありますので、飲み会を断れずに無理やり飲まされるという状況が多くあります。私はそれが当たり前とされているこの世の中に対して大きな危機感を覚えます。お酒を断ったぐらいで「コミュ障」「ノリが悪い」「仲間外れ」「上司の酒が飲めないのか」「仕事が増えない」「減給」なんて、そもそもお酒は「嗜好品(しこうひん)」であり、社会や周囲の人から強要されるべきものではありません。お酒を自分の意志で飲まないようにしている人(宗教上の理由、ストイックに体を鍛えている人など)や飲めない人(生まれつき弱い人など。他、実は珍にアルコールアレルギーを持つ人もいる)が不利にならないよう、あるいはお酒を飲まなくても済むように世の中が変わって行く事を切に願います。

我々大人にとってお酒という存在があまりに当たり前なため、その当たり前が「当たり前ではない人」に対しても何の悪気もなく押し付けてしまいます。それによってお酒を飲まなかったり、飲めない人を蔑んだりする事が日常的に起こっているのです。これは私が信条としている事の一つですが、例え多くの人にとって当たり前な事であっても全ての人にとって当たり前であるとは限りません。「当たり前」をただ何も考えず受け入れ、それを続けるだけでは現状は何も変える事ができないのです。「自分以外の当たり前を許す事」を積み重ねていく事が、自分や自分の周囲、更には社会全体を変えていくのだと私は思います。

●タバコについて

タバコには「ニコチン」という神経に有害で依存性のある成分が含まれています。この依存症はアルコールとは比較にならないほど強力であり、一説には「覚せい剤にも匹敵する」とも言われるほどです。これが禁煙するのが難しいと言われる大きな理由です。またニコチンには胃酸を過剰に分泌させて胃に大きな負担をかけたり、不必要に毛細血管を収縮させて心肺機能を低下させたり、ビタミンCを破壊する事でコラーゲンの合成を阻害(肌荒れ・老化・骨粗鬆症・動脈硬化の進行等)したりします。

更にタバコには「タール」と呼ばれる発癌性の高い物質が含まれており、過剰に吸う事では単純に悪性腫瘍(癌)ができやすくなります。特にこのタールは粘り気が非常に強いとされており、それ故に禁煙してもなかなか体から抜けません。またタバコの煙には「一酸化炭素」も多く含まれています。例えば火事や練炭自殺のニュースが出た時などに「一酸化炭素中毒」という言葉がよく聞かれますよね。そのように一酸化炭素には酸素の吸収を阻害し、酸欠にする効果と動脈硬化を促進する効果があります。当然酸欠になれば肺などの循環器の能力が低下しますし、動脈硬化になれば心筋梗塞や脳梗塞など致死率の高い病気の確率が増えます。運動習慣も疎かになってしまうでしょう。

日本のタバコには税金がかけられています。種類にもよりますが、1箱200円から高いものでは1000円以上するものもあります。最近では特にタバコやお酒などに税金を上乗せする傾向が強く、この先もその値段はどんどん高くなるでしょう。それを定期的に買っていれば相当な出費になりますし、それだけのお金をわざわざ払ってまで吸ってもこのように人の体にとって役に立たない物質がたくさん含まれているのです。体に必要のないものを買うぐらいならその分のお金を自分の好きな食べ物のために使ったり、栄養の補助のためにサプリメントを買ったり、あるいは健康に関する本を買って読んだ方が自分のためになるのではないでしょうか。

●コーヒーについて

コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインやタンニンは、カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害すると言われています。また利尿作用があるため、たくさん飲んでいても水分の補給には適しません。特にコーヒーは飲む習慣のある人では「飲まないと落ち着かない(カフェインは依存性がある)」人が多く、自分の気づかない所で美容に悪影響を与えている事があるのです。ちなみにコーヒーに含まれるニオイ成分は口中に長時間残留し、それが口臭の原因になります。もしそれにタバコやストレス、生活習慣の乱れが加われば最悪です。飲む習慣のある人ではタバコと同様、自分では臭いに気づかない事が多いので、社会人のマナーとして注意しましょう。またタンニンも歯に色素沈着を起こさせるため、美容という意味では良くありません。

尚、カフェインには一般的に眠気から覚まさせる「覚醒作用」がある事で知られていますが、これは交感神経を活性化させているからです。それによっては脂肪の燃焼も促されるという事を言われますが、これに関しては「脂肪が燃えやすくなる」だけであり、飲んだだけでは効果は微々たるものです。その効果を得たいのであればちゃんと運動をしましょう。

●激辛の食べ物について

辛い食べ物は日本人の舌に合わせるために大量の塩分と砂糖が使われています。それによって意図せず糖やナトリウムを摂り過ぎてしまう事があるのです。また辛い食べ物を食べると体温の上昇と共に大量の水分とミネラルが失われます。よって辛い食べ物を食べる習慣のある人ほど水分やミネラルの必要量は多くなるため、その補給を怠ったり、あるいは発汗後、肌を清潔に保つ事ができなければ当然美容には良くありません。またあまりに辛い物を食べて大量に発汗してしまうと、逆に体温が下がってしまう事があります。辛い食べ物はあくまで「脂肪の燃焼を助ける」のであって、これ単体では脂肪を燃やす量は微々たるものです。真に効果を得たいのであれば運動をしましょう。

●シュウ酸について

ホウレン草、タケノコ、生姜、前茶、茗荷、里芋などに含まれている「シュウ酸」には、カルシウムや鉄分などミネラルの吸収を阻害する効果があると言われています。ホウレン草は栄養価が非常に高い食品としてよく知られていますが、健康に良いからと言って食べ過ぎるのは良くありません。何事も適度に留めておきましょう。

●「炭酸水」について

炭酸水は二酸化炭素が水に溶けたものを言います。炭酸水は封を開けた状態で放置しようが、封をしない状態で放置しようが、二酸化炭素が常に気化するほど維持が難しいものです。よって胃に入った炭酸水もすぐさま二酸化炭素が気化し、ゲップとして体の外へ出てしまいます。つまり炭酸水がそのまま胃の中に長時間残る事はありませんので、炭酸水を飲む事によって何らかの健康効果はないものと思った方が良いでしょう。

また濃度の高い炭酸水は「刺激物」とも言え、口、喉、食道、胃の粘膜にダメージを与える事があります。それを飲む事が習慣化されれば、人によっては消化器に何らかの悪い症状が出る事もあるかもしれません。尚、一般的なお風呂に濃度の高い炭酸水を使用した場合、その「炭酸水の濃度が維持できれば」血管の拡張による体温の上昇効果が期待できます。ただしやはり炭酸水が肌に触れた時点で二酸化炭素は気化しますし、放っておいても時間が経てば勝手に炭酸が抜けてしまうため、長時間浸かり続ける事による何らかの健康効果もないものと思った方が良いでしょう。無論ですが肌からの吸収もほとんどありません。




Q.乳製品を食べるとお腹が緩くなるのは何故?

A.乳製品には乳糖と呼ばれる糖が含まれています。この乳糖を分解する酵素は「ラクターゼ」と言い、生まれつきその能力が異なります。また年齢を重ねると乳糖を分解する能力が弱くなります。そのため乳糖を上手く分解できる人とできない人が存在し、できない人では消化不良を起こして腸内環境が悪化するのです。これを「乳糖不耐症」と言います。尚、これは乳アレルギーの問題や単純な好き嫌いとは別の話です。

ただし日本人の多くはこの乳糖を分解する酵素が弱い(一説には8割以上とも言われている)とされており、例えば牛乳が飲めない事は決して恥ずべき事ではありません。重要なのは乳製品を避ける事による栄養不足です。乳製品は全体として蛋白質やカルシウムを豊富に含んでおり、それを食べないとなると他でそれを補わなければなりません。様々な理由から乳製品が苦手だという人は、蛋白質を肉、魚、卵、大豆製品から、カルシウムを小魚類(骨も一緒に食べられるもの)から補給するようにしましょう。




Q.喉を酷使した時に効く食べ物・栄養素はある?

A.必須脂肪酸にはω-3脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)とω-6脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)があり、そのバランスが崩れる事で炎症反応が制御できなくなると言われています。特に現代人においてはω-3(青魚、アマニ油、エゴマ油等)が不足傾向にあり、ω-6(加工食品全般、調味料・調理油全般、その他肉・魚・卵・乳製品等)を摂り過ぎているとされており、その点を注意して食事を摂る事で喉の炎症を抑える事ができるかもしれません。

その他の効果がある栄養素としては、例えば必須アミノ酸(傷ついた細胞の材料)、アルギニン・シトルリン(血流を促す:ただし痛みや炎症が出ている場合冷却が重要になる)、カルノシン・システイン・グルタミン酸・グリシン(必須アミノ酸から合成:神経伝達物質等の材料)、ビタミンC(コラーゲンの合成・白血球の活性化・抗酸化)、ビタミンA(粘膜の保護・抗酸化)、ビタミンE(抗酸化・毛細血管の拡張)、ビタミンB群(粘膜の保護・血液を作る・代謝の補助等)、コエンザイムQ10(ミトコンドリア内でエネルギー産生)、ヘム鉄・銅(細胞への酸素運搬)、セレン(抗酸化)、マグネシウム(代謝の補助)、亜鉛(蛋白質の代謝・成長ホルモン分泌)、カロテノイド(抗酸化)、ポリフェノール(抗酸化等)などが挙げられます。尚、これらは喉だけでなく肌荒れや花粉症等のアレルギー症状の他、関節や筋肉などの怪我にも効果があるかもしれません。

一方、逆に喉に悪いのはネバネバしていて喉に貼りつく食べ物、唐辛子やわさびなどの辛い食べ物、塩っぱい食べ物、冷たい食べ物、熱い食べ物、柑橘系の果物、お酒、タバコなどです。これらは喉に刺激になる可能性があるため避けるようにしましょう。またよく噛まずに食べたり、食べるのが早いという事も喉には良くありません。

尚、筋肉や関節などの怪我ではその患部を痛みや腫れが引くまで冷やし、その後老廃物の排出を促すために温めます。冷やし続ける人も多いのですが、冷やし続けると血流や老廃物が滞って逆に治りが遅くなります。よって痛みや腫れがある限りは冷やし、それが引いた後に限っては温める→冷やすを繰り返し、また患部に直接負荷を与えないような運動をし、血流を促す事で怪我の治りを早くする事ができます。そしてその後で最終的に患部に刺激を与えて機能を回復させるよう努めます。喉の場合も基本的には同じ(豆知識:音程を調節したり強弱をつけたりするのも喉の筋肉が行っている事なので、歌が上手くなるためにはある程度喉にある筋肉を使って鍛える必要がある。ただしその筋肉は「声帯を動かし支える筋肉(首を曲げ伸ばしする筋肉ではないという事)」であるため、力んだ歌い方では鍛える事ができない。)です。

ちなみにサプリメントでは、例えばアシュワガンダ、キャッツクロー、MSM(メチルスルフォニルメタン)、ボスウェリアセラータ、スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)、ジインドリルメタン(DIM:ブロッコリースプラウト)、ハチミツ・プロポリス・ローヤルゼリー(アレルギー物質を含む事があるので注意。また乳幼児は厳禁)等に抗炎症・抗菌の効果があると言われています。これらも同様に喉だけでなく肌荒れや花粉症等のアレルギー症状、その他関節や筋肉などの怪我にも効果があるかもしれません。




Q.視力を回復・維持する方法は?目に良い食べ物・栄養素を教えて!

A.視力が一時的に、あるいは永続的に低下するような場合を考えてみると、例えば「暗い場所で長時間ピント調節を繰り返す(ゲーム・パソコン・スマホ・テレビの他、読書や勉強等何らかの作業も含む。対象物が明るいと目に刺激となるが、明るさに関係なく目には良くない)」「暗い場所から急に明るい場所へ出る(起床後、お化け屋敷・映画館、暗い部屋でのゲーム・スマホ・パソコン・テレビ・DVD鑑賞等をした後)」「瞬間的にでも強い光を浴びる、あるいは直接ピントを合わせてしまう(一瞬でも太陽を直接見る等)」「紫外線を浴びる習慣が蓄積する事(日焼けサロン、日光浴、照り返し等)」「目と対象物との距離が近くその習慣がある(読書、勉強、ゲーム・パソコン・スマホ・テレビ等)」「姿勢(特に頭の向き)の悪化、及びその状態のままピント調節を繰り返す(目の正面に対象物がない事)」等が挙げられます。これらは自分で気づかぬ内に繰り返している事が多く、それが視力の永続的な低下や将来的な早期の老眼にも繋がっていきます。

効果がある食べ物や栄養素についてですが、基本的に目も粘膜なので上記の「喉に良いもの」と同じです。その中でも特に必要なものを挙げるとすれば、特に必須脂肪酸(ω-3脂肪酸:粘膜の健康維持)、ビタミンA(レチノール:抗酸化・粘膜の健康維持)、βカロテン・ルテイン・リコピン・アスタキサンチン等のカロテノイド(抗酸化)、アントシアニン等のポリフェノール(抗酸化)、パントテン酸・ナイアシン・ビオチン(粘膜の健康維持)、ビタミンB12・葉酸・鉄・銅(酸素運搬)、ビタミンC(コラーゲン合成・抗酸化)、ビタミンE(毛細血管拡張・抗酸化)等が重要です。その他、神経伝達や組織の修復に関係する材料も必要なので、9種類の必須アミノ酸、カルシウム、マグネシウム、亜鉛等も摂ると良いでしょう。

その他、普段から目を使う事に慣れておく事も重要です。その意味では日頃からのトレーニングやストレッチも必要になるでしょう。尚、視力や動体視力を回復・維持・向上するようなトレーニング・ストレッチについては別の記事で解説予定です。




Q.元気が欲しい!活力が欲しい!!

A.滋養強壮に関係する栄養素としては、例えばアルギニン・シトルリン(血管の拡張・血流促進)、必須アミノ酸(蛋白質の材料)、チロシン(神経伝達物質の材料)、ビタミンA(粘膜の保護・抗酸化)、ビタミンB6(神経伝達物質の合成・タンパク質の合成等)・C(コラーゲンの合成・鉄の吸収促進・抗酸化)・E(末梢血管の拡張・抗酸化)、ビタミンB12・葉酸・鉄・銅(酸素運搬・赤血球の合成)、カリウム(水分代謝の改善)、亜鉛(蛋白質合成・成長ホルモン分泌)、ヨウ素(甲状腺ホルモンの材料等)、セレン(精子の材料・抗酸化)、ω-3脂肪酸(血液サラサラ・抗酸化)等が挙げられます。

その他エネルギーへの変換を促すような栄養素としては、例えばビタミンB1(糖の代謝補助)、ビタミンB2(脂肪の代謝補助)、マグネシウム(糖・脂肪・蛋白質の代謝補助)、クエン酸(柑橘系果物:筋肉への糖の貯蓄・疲労回復)、カルニチン(脂肪の代謝補助)、カプサイシン(唐辛子に含む:体温上昇・脂肪代謝補助。ただし大量発汗し時間経過で体温は下がる)、カフェイン(コーヒー等:交感神経刺激・脂肪の代謝補助。ただし大量摂取で水分・カルシウム不足が起こる)等が挙げられます。

一方、サプリメントでは例えばクーガイモ(ジオスゲニンを含む:滋養強壮)、大豆レシチン(α-GPCを含む:成長ホルモン分泌・神経伝達物質の材料)、マカ(アブラナ科の根:滋養強壮)、ムクナ豆(マメ科:滋養強壮・ドーパミンの材料)、オタネニンジン(朝鮮人参・高麗人参:滋養強壮)、トンカットアリ(ニガキ科のハーブ:滋養強壮)、イチョウ葉(イチョウの葉のエキス:滋養強壮)、エゾウコギ(ウコギ科の根皮:滋養強壮)、ピペリン(黒胡椒エキスの成分:滋養強壮)、蛇胆(「じゃたん」と読む。マムシの肝でマムシエキスより効果が高い:滋養強壮)、キバナオウギ(マメ科の高山植物:抑制性神経伝達物質の材料が含まれている)、鹿茸(「ロクジョウ」と読む。鹿の袋角:滋養強壮)、クラチャイダム(タイ原産のショウガ科:滋養強壮)、ムチン(ネバネバ成分:蛋白質の吸収促進・疲労回復)、DIM(ジインドリルメタンの略称:滋養強壮)、5-htp(ヒドロキシトリプトファン:神経伝達物質の材料)、クレアチン(筋力増強)、HMB(筋肉分解抑制・筋肉合成促進)等が挙げられます。

その他では睡眠習慣を改善しホルモンバランスを整えたり、筋トレをし筋肉量を増やす事で男性ホルモンや成長ホルモンの分泌を促したり、有酸素運動をして末梢にある細胞の血流を改善する事も効果的です。それらを合わせて行えば夏バテや冷え性の予防だけでなく、糖や脂肪の蓄積予防などの効果も期待できるかもしれません。また神経伝達がスムーズに行われるようになれば、集中力・判断力・やる気など精神的な向上も期待でき、勉強や運動など様々な事に良い影響を与えるかもしれません。