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2018年5月19日土曜日

脂質が酸化する事でできる過酸化脂質とは?

中性脂肪やコレステロールなどが活性酸素などによって酸化させられたものを「過酸化脂質」と言い、これによって脂肪が変性すると、動脈硬化などの原因になると言われています。尚、脂肪酸の中でも「ω-3脂肪酸」と「ω-6脂肪酸」は必須脂肪酸とされており、これらは必要不可欠な脂肪酸です。しかし必須脂肪酸は「多価不飽和脂肪酸」に分類されており、この多価不飽和脂肪酸は酸化されやすく、代謝が崩れた時、過酸化脂質になりやすいと言われています。

特にω-6脂肪酸の方は多くの食品に含まれていて過剰摂取しやすく、逆にω-3脂肪酸は含まれる食品が少ないため不足傾向にあると言われています。要はそのバランスが崩れる事で脂肪が正常に形成されず、余った脂肪酸が過酸化脂質になってしまう事があるのです。ω-6脂肪酸は動物性の食品全般と調味油全般、一方ω-3脂肪酸は青魚と一部の植物性油にしか含まれていないので、食事ではω-6の一部をω-3に置き換えるように考えるとバランスが良くなるでしょう。もちろん脂肪を酸化させないための抗酸化・ストレス管理・睡眠改善なども必要です。特にビタミンA・C・Eは意識的に摂取すべきです。
ちなみにω-6脂肪酸は免疫反応の物質の材料として使われており、ω-3脂肪酸はそれを制御する役割があります。ω-6が過剰になってそのバランスが崩れると、アレルギーや炎症が悪化する事があります。一方、ω-3が過剰になると血が固まりにくくなったり、ω-6が少ない事で免疫力が下がる事があります。どちらか一方を摂取したり制限するのは良くありません。