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2018年5月22日火曜日

どうして人間は日焼けをするの?

太陽光に含まれる紫外線は透過力が強く、細胞を貫通しその細胞内にあるDNAへダメージを与えると言われています。そうして細胞を内部から破壊し、その機能を失わせてしまいます。それが皮膚表面で起こるのがいわゆる「日焼け」です。人間の皮膚にはメラニン色素と呼ばれる色素があり、これが有害な紫外線を吸収する役割を果たしています。しかし吸収する事のできる紫外線の量には限界があり、容量を超えた時に日焼けが起こるのです。繰り返されれば皮膚癌の原因にもなります。

また皮膚に含まれるメラニン色素の量には個人差が大きく、単純にメラニン色素が少ないほど日焼けしやすく、多く持っている人ほど日焼けしにくくなります。またメラニン色素は黒色をしているので、メラニン色素が多いほど肌は黒色になり、少ないほど白色になります。つまり肌の黒い人は肌の白い人よりも日焼けに強く、皮膚癌にもなりにくいと言う事ができます。尚、メラニン色素は髪の毛の色や目の色を決める重要な要素でもあり、実は目も紫外線による影響を受けて日焼けします。

単に「日焼け」とは言っても「火傷(やけど)」の一種です。軽度ではシミやそばかすが少しできたり皮が剥ける程度ですが、重症になれば通常の火傷と同じように赤く爛れて炎症を起こしたり、患部が大きく腫れる事があります。その日焼けの範囲が広い場合、それを治癒するために体内にあった大量の水分・エネルギー・栄養素が失われます。と同時に、太陽光を浴びていれば活発に体温調節を行っているはずで、自律神経も疲労しており、それらによって大きな疲労感を伴います。日焼けは決して軽んじるべきではなく、水分・栄養補給はもちろん十分な休息を取りましょう。

ちなみに紫外線を浴びるとメラニン色素が増える前にまず活性酸素が発生します。活性酸素と聞くと悪いイメージしか持っていない人が多いですが、実はこの活性酸素が生まれ、その強い酸化反応によってメラニン色素を作り出す事ができるのです。つまり活性酸素も紫外線から身を守るための手段の一つと言えると思います。要は活性酸素の働きをコントロールする事が重要で、それがいわゆる「抗酸化機能(この能力にも個人差があり、シワ、シミ、そばかすなどのでき方に違いが生まれる)」です。