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2018年5月17日木曜日

何故クシャミや咳が出るの?

人間は口や鼻から空気(酸素)を吸い、また同じく口や鼻から息(二酸化炭素)を吐く事で呼吸しています。しかし空気中にあるのは酸素や二酸化炭素だけではありません。人間にとって異物となる様々なものがあり、呼吸の際にはそれを体の中に入れてしまうリスクがあります。その異物が粘膜にある神経を刺激し、反射的に体の外へ吐き出す機能が「クシャミ」や「咳」なのです。尚、くしゃみや咳はその多くが自動的に行われるものですが、実は無理に止める事もできます。しかし異物を体の外へ出すための機能ですから、無理に止める事は免疫的にあまりよろしくありません。ただし例え異物がなくても脳の命令さえあればくしゃみや咳は起こる事があります。

一方、呼吸をする事によって体の中に入ってしまった異物を外へ出す手段はクシャミや咳だけではありません。例えば鼻ではまず鼻毛が防御手段の一つになります。また粘膜もそれ自体を湿らせておく事で異物を絡め取り、それを鼻水として体の外に出したり、あるいは胃の中で溶かす事で無力化する事ができます。また口ではまず口の粘膜や喉の粘膜が防御手段の一つになります。鼻と同じように粘膜を湿らせて異物を絡み取り、痰などとして体の外へ出します。そこを通り過ぎると今度は胃の粘膜、腸の粘膜も防御手段になり、汗、尿、便としても体の外へ排出する事ができます。