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2018年5月17日木曜日

爪の状態で病気が分かる?

爪は指先にある皮膚表面の角質が硬化したもので、ケラチンという硬化した蛋白質でできています。指先で何かに触れたり掴んだりした際には指先に大きな力がかかります。爪がない状態では指の甲側に力が逃げてしまい、十分に力を伝える事ができなくなってしまいます。よって裏側には支柱のようなものが必要であり、その役割を持っているのが爪なのです。これは動物の爪にも言える事です。足の指に爪がなければ大きな体重を支えたり力を上手く伝える事ができなくなり、素早い動作を行うどころか指が潰れて変形してしまうでしょう。

人間では子どもと大人では爪の伸びるスピードに違いがあり、年齢が若い方が伸びやすい傾向にあります。ただし大人でも指先をよく使う人ほど伸びるスピードが速くなり、爪も硬くなります。これは前述のように指先に力がかかる事で、それを支えようとするからです。一方、手の指の爪は根本から先端まで伸び切るためには最低でも3ヶ月以上、足の爪では半年以上もかかると言われています。また爪が全て失われた場合、稀に生えて来なくなる事もあります。気がつくと伸びている事が多い爪ですが、実は伸びるスピード自体はそこまで速くなく、大切に扱う(健康管理)べきです。

尚、爪の下には毛細血管が集中しています。そのため「血液の健康状態」による影響を受けやすいという特徴があります。また爪も体調の変化によって色や形、模様などに影響を受けやすく「長期的な健康状態」を知る事ができる場合があります。

簡単な例を挙げると、「爪の下に黒いホクロのようなもの+爪の一部が黒く変色:悪性黒色腫・何らかの病気に伴う色素異常」「爪に横の溝が何本も入る+変色+先端が横へ広がる:感染症・糖尿病等」「爪に細かい凹凸:乾癬・感染症」「爪に縦の溝が何本も入る:老化・胃腸の不調等」「爪に縦線+変色+厚み+脆くなる:爪白癬(水虫)または爪カンジダ」「爪の内側が白っぽくなる:貧血・腎機能障害」「爪の内側が赤っぽくなる:高血圧・多血」「爪の内側が青または紫っぽくなる:冷え・循環器障害」「爪が脆い・薄い・伸びない・小さい・爪の根元の白い部分がない:臓器不調・代謝低下・栄養失調」「巻き爪:甲状腺機能の不調・リウマチ等」があります。ただし素人が安易に決めつけてしまうのは危険です。何か異変があればすぐに病院へ行きましょう。