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2018年5月2日水曜日

「ダイエット論10」結局何をしたら痩せるの?

この記事では「結局何をしたら痩せられるの?」など、ダイエットに対する疑問点について私なりに考えた事をまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事に書かれている事は私個人の意見であり、他の方の考え方を否定するつもりはありません。色んな考え方があって良いと思うので押し付けもしません。同調したい方のみ同調して下されば幸いです。
(記事作成日時:2017/8/2、最終更新日時:2018/4/30)


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Q.チョコレートは健康に良い?

●チョコレートは確かに健康に良い

チョコレートに含まれる主な栄養成分としては、例えば糖、脂肪、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸、リン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などが挙げられます。それらの栄養成分は原料として使われているカカオ豆や牛乳などが元となっており、特にカカオ豆の栄養価が非常に高い事から、加工されたチョコレートの栄養価も高くなっています。

チョコレートに含まれる栄養成分の中で最も秀でているのは、体の中でエネルギーとなる「糖」と「脂肪」です。そのためカロリーが非常に高くなっており、過剰摂取は良くありませんが、万が一のための非常食としては高い価値があります。一方、前述のようにミネラルが豊富な食べ物という事は意外と知られておらず、チョコレートは不足しがちなミネラルも補給する事ができます。また原料のカカオ豆にはポリフェノール類も豊富に含まれており、チョコレートでよく言われる健康効果の多くはおそらくそれよるものだと思われます。ポリフェノール類には強い抗酸化作用があるとされており、活性酸素の増殖を抑え、細胞の酸化及び老化を防ぐ効果があると言われています。

ただしチョコレートに含まれる糖の量はあまりに多く、一度に大量に食べると急激に血糖値を上昇させます。糖は一時的に筋肉や肝臓に蓄える事ができますが、既に十分蓄えている状態では行き場を失い、血液中に糖が溢れ返ってしまいます。そうして行き場を失った糖は時間が経過すると脂肪として蓄えられ、消費する事が難しくなります。例えば糖は短時間で爆発的に消費されますが、脂肪は毎日少しずつしか消費できません。よってチョコレートを大量に食べ、蓄積する量よりも消費する量が下回った場合、肥満はもちろん糖尿病など様々な病気に繋がる可能性があります。しかもチョコレートには脂肪も豊富に含まれているので、過剰摂取した際のそうした健康リスクは高いと思われます。

●チョコレートを食べると鼻血が出る?頭痛になる?

チョコレートを食べると鼻血が出るとよく言われます。この鼻血の原因として挙げられる事が多いのが「カフェイン」です。カフェインはポリフェノールの一種で、興奮作用、心身覚醒作用、血管拡張・血流増進作用、脂肪の分解を補助する作用、利尿作用などがあると言われており、これが鼻血に繋がるのではないかと多くの人が思っています。しかし実際にはチョコレートに含まれるカフェインの量はコーヒーよりもかなり少なく、その作用によって鼻血が出る事は殆どないと思われます。尚、コーヒーの場合、品種によってはカフェインが豊富に含まれているものもあるため、それを多飲すると鼻血が出る可能性はあると思います。またカフェインは少量では頭痛を軽減しますが、多量ではむしろ頭痛を悪化させる事があります。

一方、チョコレートには「テオブロミン」という成分も含まれています。このテオブロミンはアルカロイドの一種で、カフェインと似たような作用があると考えられています。つまりこのテオブロミンにも興奮作用がある訳ですが、その作用はカフェインよりも緩やかで弱いと言われています。よってテオブロミンによって鼻血が出たり、頭痛になる事もおそらくないと思います。ちなみに鼻血以外ではチョコレートがニキビの原因になると言われる事もありますが、それは糖や脂肪の過剰摂取によって皮脂の分泌が増えた事が原因で、カフェインやテオブロミンによるものではありません。

ただしテオブロミンの持つ利尿作用はカフェインよりも強いと言われているので、人によってはトイレが近くなる事があります。よって水分不足による頭痛には注意しなければなりません。特にこのテオブロミンはビターチョコレートに多く含まれているので、念の為注意しておきましょう。尚、テオブロミンはそのようにチョコレートの苦味の元になっていますが、人間以外の生物では毒性をもたらす事があり、例えば犬は摂取すると中毒症状を起こします。またテオブロミンは体内でカフェインが代謝される事によっても作られるため、実はコーヒーを飲む事でも自然と摂取されています。

さて本題ですが、チョコレートには「チラミン」という成分も含まれています。チョコレートに含まれるチラミンの量はまちまちですが、このチラミンは血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があると言われています。その作用によって細くなった血管では流入する血液の量が増え、その流れも速くなるため、これにより傷ついた血管から血が出やすくなる可能性はゼロではないと思います。チョコレートを食べて鼻血が出る場合、おそらくこのチラミンによるものと推測できます。また血管が収縮した後には自然と血管は広がる訳ですが、血管が広がる際に周囲の神経に触れる事があり、それが頭痛の原因になる事があります。

●「チョコを食べると鼻血が出る」の真相

「チョコレートを食べると鼻血が出る」を別の視点から考えてみると、そのような話が生まれたのは戦後(第二次世界大戦以降)とされています。戦後間もなくして日本には外国からたくさんの食べ物が入ってきた訳ですが、その中には当然チョコレートもありました。しかし当時の日本人にはまだ「牛乳を飲む」という習慣がない家庭が多く、牛乳を使ったチョコレートはあまり喜ばれませんでした。売れ行きもかなり乏しかったそうです。

当時チョコレートが好まれなかった理由の一つとして「チョコレートには牛の血が入っている」というデマが関係していると言われています。これは「牛乳→牛の乳→牛の血(言い間違いなのか、チョコレートの色を見てそう思ったのかは不明)」という経緯があり、それを信じてしまった人にチョコレートは酷く敬遠されていたそうです。今で言う風評被害と同じですね・・・いつの時代も同じなんですね。

そのデマは時間が経つにつれて「チョコには牛の血が入っている→チョコを食べると体内の血が増える→食べ過ぎると鼻血が出る」と伝えられ、更にそれを教えられて育った子どもが、親となった時にまたそれを自分の子どもに教え、何世代にも渡って伝わってきました。そうして親から子へ、親から子へと伝わる内に「食べ過ぎると鼻血が出る」という部分だけ残ってしまい、それが現在にまで残っているという説があります。私が子どもの頃もアニメなんかでそういう表現が結構ありましたからね。

特に当時のチョコレートは高価な食べ物だった事と、前述のように糖・脂肪・カロリーが多いので、「子どもがたくさん食べないように親が嘘を作って伝えた」という事も考えられるでしょう。例えばバレンタインデーなんかは、その悪い印象を払拭し、日本全体の経済及び飲食業界を元気づけるために生まれた日本独自の風習の一つです。実際に、バレンタインデーのような習慣が始まったのは1958年頃からとされており、現在のように社会全体まで浸透したのは1970年以降、そう考えるとごく最近の事です。ちなみに欧米でのバレンタインデーは食べ物に限らず様々なものをお互いに贈り合う日です。




Q.中性脂肪とコレステロールってそもそも何?

●中性脂肪とは?

中性脂肪とは「グリセリン脂肪酸エステル(モノグリセリド・ジグリセリド・トリグリセリド)」の事であり、脂肪酸とグリセリンが結合し「中性」の性質を持った脂肪の事を言います。脂肪の多くはこの中性脂肪という形で吸収・貯蔵されており、エネルギーとして必要になった時に脂肪酸とグリセリンに分解してから利用しています。尚、中性脂肪の元になる脂肪酸の多くは飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は動物性の食品、油、一部のナッツ類などに豊富に含まれており、それらを食べる事で中性脂肪の合成を促します。

脂肪は優秀なエネルギー源の一つです。脂肪以外にエネルギーとなるのは糖と蛋白質ですが、脂肪は糖や蛋白質よりも倍以上のエネルギーがあるため、万が一食べ物にありつく事ができないような状況に陥ったとしても、脂肪があればその間は生き長らえる事ができます。また脂肪を極端に制限すると皮膚が薄くなったり、水分量が減るなどしてハリが失われ、バリア機能が低下します。これは何故かというと、脂肪が細胞膜の構成に必要不可欠なものだからです。脂肪=太るというイメージは強いですが、脂肪の使用用途は皮下脂肪や内臓脂肪だけではないのです。他、脂肪はビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKといった脂溶性ビタミンの吸収を促す役割もあります。

しかし過剰に摂取して内臓に蓄積(内臓脂肪)すればその内臓の機能を低下させ、皮下に蓄積(皮下脂肪)すれば見た目として肥満体型になります。また脂肪として蓄積し切れなかったものが血液中に溢れる事があり、血管を詰まらせる原因になる事もあります。更に、本来脂肪は脂溶性ビタミンの吸収を促してくれるものですが、過剰な脂肪があると脂溶性ビタミンを体内へ溜め込みやすくなります。それにより本来は必要量の多くない場所へ大量に脂溶性ビタミンが送られ、そこに蓄積、様々な細胞の機能異常が起こるようになる可能性があります。

●コレステロールとは?

コレステロールも脂肪の一種で、中性脂肪と同じく細胞膜などの維持に必要です。一方、中性脂肪とは違ってこちらは様々なホルモンの材料としても使われています。コレステロールと聞くと悪いイメージしかありませんが、特に男性ホルモン、女性ホルモン、コルチゾールなど重要なホルモンの材料となるため、コレステロールが減り過ぎるとそれらの分泌バランスが崩れる事があります。また特にコルチゾールはストレスに関わるホルモンであり、過度に分泌されると血圧や血糖値を上昇させると言われています。つまりストレスもコレステロール値に大きく関係しているのです。ちなみにコルチゾールが増えると男性ホルモンや女性ホルモンも増え、例えば男性では皮脂の分泌を促し、ニキビや薄毛などの原因になる事があります。

尚、コレステロールには善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)があると言われています。この内、善玉コレステロールは血液中にある余分なコレステロールを肝臓へ運搬する役割があります。これにより血液中にコレステロールが増え過ぎないようコントロールしているのです。一方、悪玉コレステロールはその逆で、体の隅々までコレステロールを運搬し必要な場所へ届ける役割があります。つまり本来はどちらもなくてはならないものであり、「悪玉」だからと言って減らし過ぎても良くありませんし、「善玉」だからと言って増やし過ぎても良くありません。バランスが重要です。

そんなコレステロールは中性脂肪から作られるため、糖や脂肪の多い食品をたくさん食べて体内の中性脂肪が増えれば、当然コレステロールの材料も増える事になり、その合成も促されます。一方で「コレステロールが含まれる食品」を直接食べても、それがコレステロールの増える原因になるとは限りません。これは最近の研究で分かってきた事ですが、食品中に含まれるコレステロールは血中のコレステロール値には殆ど影響を与えないと考えられています。つまいこれは「食事以外の影響を強く受けている」という事であり、食事を多少変えるだけではコレステロールを減らす事はできないのです。コレステロール値が気になるのであれば、やはり運動や睡眠の改善、及び生活習慣全体の改善が必要です。

●過酸化脂質とは?

中性脂肪やコレステロールなどが活性酸素などによって酸化させられたものを「過酸化脂質」と言い、これによって脂肪が変性すると動脈硬化などの原因になると言われています。尚、脂肪酸の中でも「ω-3脂肪酸」と「ω-6脂肪酸」は必須脂肪酸とされており、必要不可欠な脂肪酸です。しかしそれら必須脂肪酸は「多価不飽和脂肪酸」に分類されており、この多価不飽和脂肪酸は実は酸化されやすく、過酸化脂質になりやすいと言われています。

特にω-6脂肪酸の方は多くの食品に含まれていて過剰摂取しやすく、逆にω-3脂肪酸は含まれる食品が少ないため不足傾向にあると言われています。要はそのバランスが崩れる事で脂肪が正常に形成されず、余った脂肪酸が過酸化脂質になってしまうのです。ω-6脂肪酸は動物性の食品全般と調味油全般、一方ω-3脂肪酸は青魚と一部の植物性油にしか含まれていないので、食事ではω-6の一部をω-3に置き換えるように考えるとバランスが良くなるでしょう。もちろん脂肪を酸化させないための抗酸化・ストレス管理・睡眠改善なども必要です。特にビタミンA・C・Eは意識的に摂取すべきです。

●脂質異常症とは?

血液中にコレステロールが異常に増えてしまう事を「高コレステロール血症」と言います。特にその内、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが増える事を「高LDLコレステロール血症」、善玉コレステロールであるHDLコレステロールが逆に減ってしまう事を「低HDLコレステロール血症」と言います。また中性脂肪が異常に増える事は「高トリグリセリド血症(高TG血症)」と言い、これら全てが脂質異常症です。

いずれも原因は様々ですが、やはり体内に蓄積した中性脂肪が多い、あるいは脂肪が脂肪になりきれない事で起こるので、内臓脂肪・皮下脂肪問わず、脂肪を減らす必要があります。具体的には「糖や蛋白質が脂肪として蓄積する前に消費する事」「糖や脂肪の摂取量を管理する事」「脂肪の形成を正常な状態に保つ事(特にω-3脂肪酸とω-6脂肪酸のバランス)」「糖・蛋白質・脂肪の代謝を上げる事(ビタミン・ミネラル・睡眠・運動)」「ホルモンバランスを整える(食事・睡眠・運動・ストレス管理の全てが揃う事)」などが挙げられます。




Q.メタボリックシンドロームってそもそも何なの?

A.メタボリックシンドローム(メタボ)は、内臓に大量の脂肪がつく事で皮下脂肪のように腹部が肥大化し、それに加えて「高血糖」「高血圧」「脂質異常症」の内2つ以上の症状が同時に出ている状態の事を言うとされています。つまり「メタボ=単にウエストが太いだけ」と考えている人は多いのですが、そのようにメタボという診断が出る時点で、実は単なる肥満ではないのです。既に病室に片足を踏み入れているような状態であり、決して軽く考えるべきではありません。

内臓脂肪と脂質異常症については前述の通りです。メタボではそれが顕著に現れます。続いて高血糖ですが、これを予防及び改善するためには「糖の摂取量を制限する(ただし糖質制限は糖新生を促し、逆に血糖値が上がりやすくなる上、蛋白質も分解される)」「糖の代謝に関係するビタミンやミネラルを定期的に摂取する(特にビタミンA・C・E)」「糖の吸収を緩やかにする食物繊維を摂取する」「筋肉を鍛えて糖の逃げ道にする」「ストレスコントロールをする(ストレスは血糖値を上がりやすくする)」「ホルモンバランスを整える(食事・睡眠・運動・ストレス管理の全てが揃う事)」などが重要になります。

続いて高血圧についてですが、これを予防及び改善するには「水分の摂取量を管理する(飲み物以外にも水分は含まれる)」「塩分(ナトリウム)の摂取量を管理する(制限し過ぎると脱水症状や熱中症になりやすくなる)」「カリウムを摂取する(体内のナトリウムを排出し、それと共に余分な水分を排出する)」「アルギニン・シトルリンなどを摂取する(血管を柔らかくする)」「必須アミノ酸とビタミンCを摂取する(血管はコラーゲン)」「ビタミンEを摂取する(末梢血管を拡張する)」「汗をかく(方法には限らないが前中後のミネラル・水分不足に注意)」「浮腫のある部位の筋肉を動かす(血流改善)」「ホルモンバランスを整える(食事・睡眠・運動・ストレス管理の全てが揃う事)」などが重要になります。




Q.○○を食べると体が冷えるのは何故?

A.ミネラルの一種であるカリウムは体内にあるナトリウムと一緒に、余分な水分を体の外へ排出する作用があります。体の中に存在する水分というのは体温を決定する要素の一つであり、水分量が多いほど体温は変化しにくくなり、水分量が少ないほど変化しやすくなります。これは例えばコップ一杯のお湯と温水プールの水ではどちらの方が温度が変化しやすいか?という事と同じです。つまり水分量が少ないほど体温は上下動しやすくなるため、カリウムによって水分が排出された状態で、仮に深部体温が下がったりあるいは自分の周囲の温度が下がった場合、その影響をモロに受けて大きく体温が下がってしまう事があるのです。

一般的に野菜類にはそのカリウムが豊富に含まれていますが、その中でも特に水野菜は水分も豊富に含んでいるため、その相互作用によって強い利尿作用があると言われています。よく知られている野菜では、例えばスイカ、ナス、トマト、キュウリなどが挙げられますね。これらを大量に食べると尿の量が増え、体温が下がりやすくなる事があります。おそらくこれが「○○を食べると体が冷える」事の原理でしょう。人によっては下痢をしてしまう場合もあるかもしれません。

尚、その作用はナトリウムを一緒に摂取する事でバランスを取る事ができるため、少し塩味をつけると良いと思われます。塩分と聞くと悪いイメージしかありませんが、ナトリウムは冬のような気温の低い時期では血圧・体温を保つための機能をサポートする事ができます。そもそもナトリウムはカリウムと共に、体温調節や筋肉の収縮などになくてはならないミネラルなので、過度な制限は健康を害するだけです。カリウムだけを意識的に摂取するのではなく、またナトリウムだけを過度に制限するのでもなく、そのバランスを考えましょう。




Q.良い食べ合わせと悪い食べ合わせ

●「水っぽい食べ物+油っぽい食べ物」+「温かい食べ物+冷たい食べ物」

油と水がお互いに溶け合わない=相性が悪いという事は古くから知られており、それを同時に大量に食べた場合、胃腸の弱っている人では消化不良の原因になる事があります。例えば「天ぷら+スイカ」というような感じです。また温度の高い食べ物と低い食べ物を一緒に食べた場合も、消化器に不要な負担をかける事があります。もしそれに水と油の例が組み合わさると更に良くありません。例えば「油を大量に使った高温の料理」を食べながら「キンキンに冷やしたジュース」を大量に飲むというのは言語道断です。既に暴飲暴食を繰り返したり睡眠習慣が疎かになっていて臓器が弱っていたり、更にはそれにタバコやお酒などが絡んでいれば、もう寿命を縮めているようなものでしょう。

●「食物繊維を含む植物性の食品」+「糖を含む食品」

食物繊維には糖の吸収を緩やかにする働きがあるため、芋、米、パン、麺、お菓子などの糖を含む食品を食べる時は、野菜・海藻・キノコなどの植物性の食品と一緒に食べると良いでしょう。消費し切れず余った糖はいずれ脂肪として蓄積してしまうため、糖の吸収を抑える事ができれば結果として脂肪の蓄積を抑える事にも繋がります。

ただし逆に食物繊維だけを大量に摂取してしまうと、今度は消化不良による下痢や便秘が起きたり、腸内にガスを発生(食物繊維は消化酵素で分解できず、腸内細菌で分解する際に発酵しガスが発生、腸内環境を悪化)させてお腹が張ったり、カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害する事があります。また食物繊維は殆どエネルギーにならないので、野菜ばかり食べる事では慢性的なカロリー不足・エネルギー不足に繋がり、体が思うように動かなくなって疲れやすくなったり、筋肉が分解されやすくなるというような事も起こります。重要なのは「糖を摂取してもそれが消費されるような状態である事」であり、それには筋肉をよく動かすような運動と、脳や内臓を休めるような睡眠の方が重要です。食物繊維は万能ではありません。

●「肉類」+「タマネギ」

タマネギには蛋白質を分解する酵素が含まれており、肉や魚などの蛋白質を消化・吸収しやすくする作用があるとよく言われます。しかし「酵素」というのは一般的に熱や酸に弱く、加熱または胃の中に入る事でその多くが失われてしまうと考えられています。よってタマネギを利用する際には熱を入れる前に肉や魚に染み込ませる必要があります。これは「大根おろし」なども同じです。ちなみにタマネギには糖質が豊富に含まれています(辛いため甘さを感じないだけ。加熱する事で甘味が強くなる)。健康に良いイメージしかないタマネギも、他の食品との組み合せ次第では「糖質を摂り過ぎてしまう事がある」という事は意外と知られていません。

●「豚肉orウナギ」+「柑橘類」+「炭水化物(糖)」

豚肉やウナギにはビタミンB1が豊富に含まれており、糖の代謝を補助する働きがあると言われています。また柑橘系の果物に含まれるクエン酸には筋肉内へのエネルギー貯蔵を補助する働きがあると言われています。つまりこれらと一緒に糖を摂取すれば、疲労回復効果をより高める事ができると思われます。尚、糖を摂取する事で分泌されるインスリンは、細胞内へ糖を取り込む事で血糖値を下げていますが、その際にはアミノ酸などの栄養素も一緒に取り込まれます。つまり糖とアミノ酸を一緒に摂取すれば、アミノ酸の吸収をスムーズに行う事ができ、筋肉の修復をサポートする事ができます。

●「魚」+「加工品の漬物」

魚を加熱すると焦げた部分にジメチルアミンという物質ができます。このジメチルアミンは放置すると繁殖した細菌によって分解され、トリメチルアミンという物質になります。実はこれが「生臭さ(アンモニアのような臭いを発する)」の原因物質であり、これによって「魚が傷み始めている」事を知る事ができます。尚、ジメチルアミン自体は新鮮な生魚にも含まれており、人によってはこれが魚嫌いの原因になっています。

一方、加工食品には硝酸塩が使われています。この硝酸塩は細菌の繁殖を防ぐ目的で使われる食品添加物の一つで、加工された肉や魚(ソーセージやハムなど)、漬物などに使われていますが、体内に入ると代謝の過程で亜硝酸塩に変化すると言われています。硝酸塩自体には毒性はありませんが、この亜硝酸塩が肉や魚を加熱した際に発生するジメチルアミンなどのアミン類と一緒に存在すると、今度は「ニトロソアミン」という物質が発生すると言われています。このニトロソアミンには発癌性があるとされており、大量に摂取すると胃や腸などの細胞を癌化させるかも(現在ではまだネズミでの話)しれません。

ちなみに硝酸塩自体はその辺の野菜にも普通に含まれている物質であり、代謝の過程でその一部が亜硝酸塩に変化します。つまり食品添加物としての硝酸塩をいくら避けようとしても、野菜を食べていれば自然に摂取される物質なのです。しかも食品添加物として食品に含まれる硝酸塩の量は自然に含まれる量よりも少ないとされているため、硝酸塩単体では特に気にする必要はありません。要はそれと「酷く焦げた焼き魚」あるいは「傷んだ魚」が合わさると良くない「かもしれない」という事です。

●「ホウレンソウ」+「乳製品or小魚類」

ホウレンソウにはシュウ酸という物質が含まれていますが、このシュウ酸はカルシウムと強く結合する性質があるため、一緒に食べた乳製品や小魚類などに含まれるカルシウムの吸収を阻害する事があります。このシュウ酸の摂取量を抑えるためにはいわゆる「アク抜き」が必要です。尚、カルシウムを効率良く吸収したいのであれば、マグネシウム、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンKなどを一緒に摂取しましょう。

ちなみにその他の食品でシュウ酸が含まれるものとしては、例えば里芋、タケノコ、カカオ(ココアやチョコレートなど)等が挙げられます。これらも必要に応じてアク抜きが必要となる場合があります。ただしアク抜きを行うとどうしても水溶性ビタミンやミネラルは失われてしまうので、もしシュウ酸が含まれる食品を食べる際には、水溶性ビタミン(ビタミンB群とビタミンC)を豊富に含む食品や、ミネラルを豊富に含む食品も一緒に食べるようにしましょう。具体的には緑黄色野菜、キノコ類、大豆製品、小魚類、海藻類、貝類などです。

●「食品添加物」+「乳製品or小魚類」

リンはカルシウムと共に骨に使われている必要量の多いミネラルの一つですが、これもカルシウムと結合しやすい性質があります。その性質によっては骨の強度を高める役割も果たしているのですが、過剰に摂取すると逆に骨からカルシウムを排出させてしまうと言われています。リンは天然の食べ物にもごく普通に含まれているミネラルなのですが、特に加工食品に使われている「食品添加物」に含まれており、現代人は摂取する機会が多いのです。よって過剰摂取を防ぐためには冷凍食品やインスタント食品などの加工食品をできるだけ使わない「手料理」が必要になります。一方、リンは人間にとって必要不可欠なミネラルなので、無理をして「完全に制限しようとする」必要は全くありません。

●「ウナギ」+「梅干し」

これは完全な迷信で、食べ過ぎや贅沢を戒めるために伝わったと言われています。

●「カニ」+「柿」

どちらも傷みやすい食べ物なので、早い内に消費する事が重要ですが、一緒に食べたところで消化・吸収する上では何の問題もありません。

「トコロテン」+「生卵」

どちらも消化が遅い食べ物ですので、合わせてというよりは、どちらか一方でも大量に食べれば消化にはあまり良くありません。トコロテンは海藻類を材料に作られており、整腸作用があるとされていますが、大量に食べると逆に便通を悪化させる事があります。一方の卵は生の状態よりも火を入れた方が、含まれる蛋白質を消化しやすくする事ができます。




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