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2018年5月18日金曜日

小さい頃から菌に触れさせた方が良い?悪い?

まず菌に触れる触れない以前に、前提条件として「皮膚疾患がない事」というのがあります。皮膚はバリア機能があり、外界からの異物の侵入を防いでいます。つまり皮膚疾患がある状態ではそのバリア機能が低下しており、異物が入りやすい状態になっているのです。その状態で菌に触れれば体の中で必要以上に抗体を作ってしまい、将来的に過剰なアレルギー反応を起こすアレルギー体質・炎症体質の原因になる事があります。よって菌に触れさせる前に皮膚疾患を根本から治療しておく事が重要です。

また皮膚疾患が治療できていない状態では「食べ物を触った手で皮膚に触れない」という事も重要です。前述の通りバリア機能が低下している状態では皮膚からも食べ物の成分が入りやすくなっています。つまりこれから「色んな食べ物を食べて体を大きくしよう」という前の段階で、食べ物の成分が皮膚から入る事で必要以上に抗体が作られてしまい、それが食物アレルギーの原因になる事があるのです。これは子どもももちろんですが、特に様々な食べ物を食べる事のできる親が注意すべき事です。

そして皮膚疾患を治療した後ですが、やはり「特定の菌や成分にばかり触れる事」も避けなければなりません。これも体内で必要以上に抗体を作ってしまう原因になります。食物アレルギーに関しては特にそうですが、好物だからと言って毎日毎日食べ続けると突然発症する事があります。注意しましょう。